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「健康」を「財産」へ変えられる歯科衛生士を目指して 第6回 健康観の共有について

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2018.07.04

「健康」を「財産」へ変えられる歯科衛生士を目指して 第6回 健康観の共有について

「健康」とは、そして「病気」とは、いったい何でしょう?


“健康観”を患者さんと共有する

これまで、健康と病気は反対語として考えられ、齲蝕や歯周病などの疾患を否定するところから医療は出発すべきである、とされてきました。

つまり「齲蝕がない=健康」であり、「齲蝕が発生している=病気」であるからすぐに治療すべきである、という考え方(二元論的健康観)です。
しかし、健康と病気の関係は、そう単純に割り切れるものではありません。

近年では、

 ● 齲蝕にもそれ以外の疾患にも、半健康的な状態や半病気的な状態がある
 ● その“半〇〇的”という状態は固定化したものではなく、徹底したメインテナンスがなされれば、健康な状態に回復できる

という考え方に変わってきました。

口腔内環境は、よい状態(健康)と悪い状態(病気)を常に行き来している、という考え方(一元論的健康観)です。

また、一口に健康といっても、その定義は人それぞれです。

何の疾患もない状態を健康と考える人、たとえ齲蝕があったとしても、問題なく食事ができて生活に支障さえなければ健康であると考える人…人の数だけ健康観はさまざまです。

ですから、オーダーメードの診療プランや予防プログラムを立てるにあたり、“歯科衛生士にとっての健康観”と“その患者さんにとっての健康観”を、あらかじめ共有できているかが、とても大切です!

”健康観”を患者さんと共有する


私たちは、常に100点満点の状態を目指して施術を行いますが、
医療人としての健康観を患者さんにも押し付けようとするのではなく、「私たちにとっては80点の状態でも、この患者さんにとってはそれがゴールなんだ」ということを理解し、受け入れることが必要です。

ときどき、「患者さんには一度説明したんですが、分かってもらえなかったのでもういいです…」と、あきらめてしまう歯科衛生士に出会うことがあります。

でも、人はいつ・どこで・どんな気付きがあるか、分かりません。

目の前の患者さんに、どうしたら“気付いて”もらえるのか?
たった一度の失敗でめげてしまわずに、いろいろな角度から患者さんにアプローチし続けてみてはどうでしょう。

健康を実感しながら人生を過ごせることは、患者さんにとってだけの幸せではありません。歯科医院からすると、患者さんを幸せにできるスタッフは“医院の財産(=人財)”であり、私たち自身にとっても、患者さんから喜ばれ、歯科医院で認められることは“心の財産”になります。自分に返ってくる幸せも、ちゃんとあるのです♪

「健康」を「財産」へ変えられる歯科衛生士を目指して

第1回 歯科衛生士の世界へようこそ!
第2回 患者さんのニーズについて
第3回 スウェーデンが予防大国と呼ばれるまでに
第4回 予防大国・スウェーデンの診療スタイル
第5回 プライマリケア・デンタルハイジニストとは
第6回 健康観の共有について

この記事を書いた人
濱田 智恵子 | 歯科衛生士

フリーランスの歯科衛生士として臨床に携わるとともに、歯科衛士士のスキルを通した人財育成、歯科医院システム構築、歯科衛生士人事評価制度導入など臨床現場を行う会社、人財育成会社『株式会社Tomorrow Link』を設立。WHITE CROSS『歯科医療人紹介ページ』へ



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