2018.06.15

女性の就業支援に関しては、ここ最近の働き方改革の流れでかなり進んできたといわれています。

先日も、女性の就労が増えてきたというニュースが出ていました。
日本の歯科衛生士はほとんどが女性ですから、この話題について知っていて損はありません。今回は、歯科衛生士の就業状況について理解していきましょう。

[目次]

1.歯科衛生士の人数と、就業状況について 
2.就業率の背景を考えてみる
3.復職支援と、今後の働く環境の見通しについて



1.歯科衛生士の人数と、就業状況について 

厚生労働省から平成28年末現在の就業歯科衛生士数が発表されました。
平成 28 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況によると、全国の働いている歯科衛生士さんは123,831人で、前回(平成26年末時点)に比べ、7,532人(6.5%)増加しています。

ちなみに、一般財団法人 歯科医療振興財団 事業報告書によると、歯科衛生士として働いていない人を合わせた有資格者の人数は269,276万人(平成29年2月末時点)です。
なんと46%の方が、歯科衛生士の資格を取ったにも関わらず就業していないということになります。

国家資格である歯科衛生士資格を活かせないというのは、何とももったいない気がしますよね。

一方で、日本歯科衛生士協会 歯科衛生士の勤務実態調査の報告書によると、未就業の歯科衛生士の47.6%が再就職を希望しているというデータもあります。


2.就業率の背景を考えてみる

ではなぜ、多くの歯科衛生士の有資格者が未就業となっているのでしょうか。その背景を考えてみましょう。

① 社会的な課題〜待機児童問題

待機児童が社会的に問題となっています。年々改善されている状況ではありますが、まだまだ子どもを持つ家庭が共働きをするハードルは低くありません。
歯科衛生士に限らず、子供を預けて仕事をすることは簡単ではない状況です。加えて実家が遠かったり、ご主人が多忙であったりすると、なかなかむずかしいですよね。

② 歯科衛生士の働き方

保育園に子供を預けられたとしても、保育園や幼稚園によっては遅い時間まで預かってもらえなかったり、土日は預かってもらえなかったりします。
一方歯科医院は、夕方以降や土日の忙しい時間に歯科衛生士を配置する事情から、勤務時間や休みの条件が合わず、就業(再就職・復職)できないという歯科衛生士さんも少なくありません。

まだまだ状況は簡単ではありませんが、それでも努力して取得した資格です。どのようにブランクを埋めていくことができるでしょうか。


3.再就職・復職支援と、今後の働く環境の見通しについて

① ブランク支援のプログラムを利用する

歯科衛生士の復職支援プログラムが、各地で行われています。近くのエリアで行われていないか確認し、まず受けられてみてはいかがでしょうか。

もしタイミングが合わなかったら、メルマガを受け取ったり、SNSでフォローしておいたりしておくことで、ゆるく情報収集ができるようにしておきましょう。

② 自主学習からスタートする

宣伝になってしまいますが、d.Styleでは、歯科衛生士さんや歯科助手さん向けの教育コンテンツも多数用意しています。
習熟度をはかる簡単なテストやお役立ち資料もありますので、まずはそこから少しずつ始めてみてもよいかもしれません。


おわりに

世の中として予防医療に焦点が当てられてきている中で、歯科衛生士のポジションは確実に上がってきていると、d.Styleでは考えています。
ただ、社会から求められているということは、人によっては少し重たい話かもしれませんよね。

一方で誰かから求められる仕事をすることや、「それっていい仕事だね」「それって必要な仕事だよね」と言われる仕事ができることは、嬉しいことではないでしょうか。

私たちは、歯科衛生士がそういう可能性を多く持っている仕事であると思っています。また、そこで働くみなさんがイキイキと働ける情報提供をこれからもしたいと考えています。

ブランクに対して不安なことも多いかと思いますが、勇気を出して一歩踏み出されてみてくださいね!