2018.04.02

日本歯科衛生士会 歯科衛生士の勤務実態調査によると、歯科衛生士として働く魅力として「国家資格であり一生続けられる」と回答した方が最多の66.9%を占めています。

資格取得時や20〜30歳代のみなさんにとっては「一生働ける」という点は魅力的ですよね。ただ、実際に何歳まで勤務することができるのでしょうか。


[目次]

そもそも「定年」ってなに?
高齢の歯科衛生士が就業していない理由
定年後はどのように働くことが多いの?



そもそも「定年」ってなに?

定年退職とは、会社側で決められた年齢に達したら退職をする制度のことです。文字通りですね。

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」が改正されたことを受け、定年の年齢を満65歳に引き上げて継続雇用する企業も増えてきました。
歯科医院も同様の扱いとなり、医院が定年を定めているかどうかによって異なります。




高齢の歯科衛生士が就業していない理由

日本歯科衛生士会の調査によると、就業していない55歳以上の歯科衛生士の20%弱が「すぐにでも再就職したい」「条件が合えば再就職したい」と回答しています。
全ての年代だと50%を超えているので、55歳以上の方の再就職への意向は低いといえます。

では、55歳以上で就業していない理由をみていきましょう。
「退職・高齢」が約40%、その他「家庭の事情」「介護」「自分の健康」の割合が高くなっています。年齢に伴う家庭環境の変化や健康上の理由など様々な要因で就業していないことがわかります。




定年後はどのように働くことが多いの?

先ほどの調査で、就業していない55歳以上の歯科衛生士の内20%が再就職を希望しています。再就職するとしても定年を意識する年齢となりますが、定年後はどのように働く方が多いのでしょうか。

定年がある歯科医院では、65歳までは定年後の継続雇用制度を利用して、非常勤やパートに雇用形態を変更して勤務を継続するケースが多くなっています。
また働くスタッフも体力的な問題もあり、常勤を希望しない方も多くなっているようです。

給与や福利厚生面では、常勤の正職員と異なるケースが多いので事前に確認した方が良いでしょう。
日本全体でも少子高齢化により労働力不足が大きな課題となっています。

その対策としてシニア・女性・外国人労働者の活用が叫ばれています。
さらに人材不足が深刻な歯科業界では一層シニア活用への取り組みが今後、活発になっていくことが予想されます。