2018.04.02

平成28年末時点で、全国に就業中の歯科衛生士は約12万人います。

養成学校を卒業する人数が約6,500名ですが、全体としてはどの年代の歯科衛生士が多く働いているのでしょう。
年代別の人数を調べることで、キャリア形成の参考になりますので調査しました。


[目次]

歯科衛生士の平均年齢
年齢層別の歯科衛生士数



歯科衛生士の平均年齢

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査(2017年2月公表)によると歯科衛生士の平均年齢は34歳でした。

就業する歯科衛生士の年齢層ごとの割合は全年代でほぼ均等でしたが、毎年6,500名近い国家試験合格者がおり、平均年齢を引き下げています。


年齢層別の歯科衛生士数

では、年齢層別の割合でみるとどうでしょう。

厚生労働省発表の平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況によると、「25歳未満」〜「45〜49歳」の各年代が10%強となっており各世代がまんべんなく就業しています。

最も多い年齢層は「40〜44歳」の14.8%(18371人)です。50歳以上から10%を下回りますので、40歳代まで勤務する歯科衛生士が多いといえます。若い歯科衛生士が多く働いているイメージがありますが、実際は幅広い年齢層が活躍しています。

また、55歳以上の割合も約10%ありますので、やはり国家資格を生かして一生働ける仕事といえるでしょう。


平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況 図8 年齢階級別にみた就業歯科衛生士・歯科技工士よりをもとに編集

前回調査(平成26年)と比較すると「50歳以上」が1.9%増加しており、過去10年間の推移では35歳以上の割合が増加しています。

女性の働く意識が変わってきていることや有効求人倍率が高まっていることが影響していると考えられます。
また、高い有効求人倍率を背景に、歯科衛生士が長期的に勤務できるように歯科医院の体制が整備されてきていることも要因かもしれません。

歯科医院も年齢を気にしないケースが増えてきています。
歯科衛生士の業務であるメインテナンスの普及にともない、患者さんの年齢層に合わせて、「社会人経験が長い方を採用したい」「子育てを経験した方を採用したい」などのニーズがあります。

年齢を理由に復職をためらっている方、求人への応募を迷っている方は、積極的に歯科医院へ確認していることをおすすめします。