『患者さんと家族のためのよくわかる口腔がん治療』dStyleおすすめ歯学書レビュー

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『患者さんと家族のためのよくわかる口腔がん治療』dStyleおすすめ歯学書レビュー
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2019.10.07

今年は、芸能人の堀ちえみさんがステージⅣの舌がんであったことを公表したことで、一般の方々の口腔がんに対する関心が一気に高まりました。

日々の臨床現場で、患者さんから「私、がんじゃないですか?」という質問が急増したという方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、一般歯科の臨床現場で口腔がんに遭遇する機会は少なく、私たち歯科衛生士は、自発的に学ぶ機会を作らなければ、口腔がんについての理解を深めることができません。

そこで、口腔がんについてわかりやすく解説しているのが、今年の8月に発売された『患者さんと家族のためのよくわかる口腔がん治療』(片倉朗 著、インターアクション株式会社)。

『患者さんと家族のためのよくわかる口腔がん治療』


東京歯科大学口腔病態外科学講座の主任教授である片倉朗先生をはじめ、口腔がんのエキスパートによって手がけられた、貴重な一冊です。

一般の方向けの書籍ですが、医療従事者でも読みごたえのある本格的な内容。口腔がんについての知識を身につけたい歯科医療従事者にも、ぜひ読んでいただきたい内容のため、今回はこちらの書籍をご紹介します♪


dStyleおすすめ書籍レビュー『患者さんと家族のためのよくわかる口腔がん治療』

こちらの書籍は、以下の7つの大きなパートで構成されています。
Part1 口腔がんってどんな病気ですか?
Part2 口腔がんが気になる方へ
Part3 口腔がんと診断された方へ
Part4 これから手術を受けられる方へ
Part5 手術以外の治療を受けられる方へ
Part6 ご存じですか?口腔がんの治療に利用できる高額療養費制度
Part7 口腔がん治療後の充実した食生活のために
まずはじめに、口腔がんという病気についての説明や、基本的な口腔内の構造について解説。
口腔がんの患者数や死亡者数を、さまざまなデータとともに紹介し、口腔がんが発生する仕組みやリスク要因についても説明されています。

つづいては、口腔がんの好発部位や前がん病変、および検査方法ついて。
前がん病変としては、「白板症」や「紅板症」といった、歯科衛生士学校でも学ぶ基本的なものから、患者さん自身ではなかなか気づくことができない早期がんの症状まで、幅広く紹介されています。

次に、口腔がんのステージ分類や、治療方法について解説。口腔がんの標準治療とされている「手術療法」については、どのような手術が行われるかを部位別に説明しており、切除後の再建術についても記載されています。また、術後の合併症や後遺症にはどのようなものがあるのか、リハビリテーションとしてはどのようなことが行われるのかなど、多くの患者さんが不安に思うことが解決できるようになっています。

Part6では、「高額療養費制度」の説明があるため、所得に応じた自己負担額まで知ることができます。高額になることが心配される治療費についても、大まかに知ることができるのは安心ですね。

最後には、口腔がんの治療後におすすめできる食事メニューを、レシピとともに多数紹介。
「手術療法」「放射線療法」「化学療法」といった治療後に、食生活を送る上で注意すべき点についてもそれぞれ解説されています。食事メニューは、どれも栄養価が高く、おいしそうな一品ばかりです!

口腔がんの治療後におすすめできる食事メニュー


口腔がんの患者さんや、そのご家族にとても寄り添った内容で、実際に病院で行われることだけでなく、治療後に在宅で行えることまで、この一冊でしっかりとフォローされています。

私たち歯科医療従事者の、臨床現場における引き出しが確実に増えるのではないのでしょうか。
歯科医院の待合室に置く前に、まずはスタッフ全員で目を通していただきたい内容です!

この記事を書いた人
dStyle編集部

dStyleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。



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