歯科の面接完全マニュアル【2019年保存版】

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2019.09.18

就職・転職活動と切っても切りはなせないのが面接です。 

歯科業界の採用に関しては、人手不足で応募者が有利な状況ではあります。しかし、せっかく履歴書や職務経歴書をきちんと書けたとしても、面接でマイナスの印象を与えてしまっては、採用にいたりません。 

こちらでは、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手が面接で注意するべきポイントについてまとめました。 



[目次]

1.面接前の準備
1-1.身だしなみ
1-2.事前の情報収集
1-3.当日チェック
1-4.面接前のチェックリスト

2.面接当日
2-1.面接中に気をつけるべきポイント
2-2.実際に歯科医院で行われている質問集
3.面接が終わったら…
3-1.お礼のメール例文
3-2.お礼状の書き方見本



1.面接前の準備 

歯科業界にかかわらず、面接でもっとも大切なことは「いかに面接者に好感を持たれるか」です。 

歯科医院の面接は、ほとんどの場合が1回きり。これから一緒に働いていく可能性がある院長先生やスタッフさんに、いかに好印象を与えられるかは、事前の準備にかかっています。 

それでは、ひとつずつ確認していきましょう! 


1-1.身だしなみ 

実習や見学などで訪問したことがある場合や、知り合いの歯科医院に勤める場合などを除けば、基本的に面接は歯科医院の方とはじめてお会いする場となります。

大半の人は、第一印象である「見た目」でその人がどんな人なのかを判断しています。次のポイントに気をつけましょう。 


服装
新卒・既卒問わず、リクルートスーツで訪問するのが無難です。 

女性の場合、必ずしもワイシャツでなくても構いません。色や柄が派手でないシャツや、過度な露出がないカットソーなどを選ぶことをおすすめします。 

男性も女性も、清潔感があることが求められるため、スーツやシャツにシワがないかや、靴がきちんと磨けているかを確認しましょう。 


髪型・メイク
面接者は一緒に働くスタッフだけでなく、患者さんにも受け入れられるかどうか?ということもチェックしています。 

そのため、あまりに明るい髪色や、長すぎる前髪などはマイナスポイントとなる可能性があります。かならず束ねて訪問しましょう。

転職の場合は、お団子にネットまでしなくてもかまいませんが、面接会場へ案内してもらう時に診療室内を通ることが多いと思うので、髪の毛が落ちないように工夫する必要があります

また、歯科医院は医療現場ですので、爪を短く切っているか、ネイルをしていないかといったことや、きちんと歯を磨けているか、などといったことも確認されるポイントになります。

女性の場合は派手なメイクになっていないか、男性の場合はヒゲの剃り残しはないかを確認してから面接にのぞみましょう。


1-2.事前の情報収集

面接者にとって、面接は「どれだけ当院で働く意欲が強いか?」を確認する場です。面接の内容を充実させるためには、事前のリサーチが大切です。 


募集要項を見る
応募する際に見ていることとは思いますが、条件面や設備など、募集要項に書かれた内容をもう一度確認していきましょう。 

長期間にわたってスタッフ採用をしている歯科医院の場合、時期によって条件が変わっていたり、求人サイトによって条件が異なっていることもあります。

面接で提示された情報に間違いがないか確認するためにも、あらかじめ把握しておいた方が良いでしょう。


歯科医院のHPを見る
履歴書や職務経歴書を提出する時に一度は調べているとは思いますが、面接前にもう一度確認していきましょう。 

どんな治療をしているか、どんなスタッフさんが働いているかを改めて確認し、自分との共通点ややりたいことを見つけることで、より具体的な志望理由を伝えることができます

SNSやブログがある歯科医院の場合は、投稿頻度や内容なども確認していくことで、会話の幅が広がるでしょう。


1-3.当日チェック

面接先に向かう前に、次のことをチェックしましょう。


持ち物
事前にいただいているメールや要項を読み返し、日時や忘れ物がないかどうかチェックしましょう。

とくに歯科衛生士の方や前職で歯科助手の経験がある方の場合、自分のナースサンダルまたはナースシューズを持参するとGoodです。

最近では土足で診療室に入る歯科医院も多いため、必要ない可能性もありますので、面接のアポイントをとる際に、確認事項のひとつとして入れておいた方がいいかもしれません。


提出した書類を見返す
履歴書・職務経歴書などを手元にコピーを残している場合、かならず見返してから面接にのぞみましょう。

とくに複数の歯科医院に応募している場合や、応募から面接までしばらく時間があいてしまった時などは、記載した内容と面接時の受け答え内容にずれがでてしまうと不審に思われるおそれがあります。


1-4.面接前のチェックリスト

面接前に確認すべきことは、案外たくさんあります。

ここまでの内容をリストにまとめてみました。本番前はこちらのリストでおさらいして、面接に備えましょう!

面接前のチェックリスト


2.面接当日

大抵の歯科医院では、診療の合間をぬって面接時間を設けています。訪問先で他のスタッフさんや患者さんにご迷惑をおかけしないよう、次のポイントに注意しましょう。


2-1.面接中に気をつけるべきポイント

問いかけられた質問に対して正確に答えることはもちろん大切ですが、話し方や受け答えする態度なども、面接者はチェックしています。


あいさつ
「あいさつ」はとくに、面接で重要視されるポイント。面接者だけでなく、他のスタッフさんや患者さんにもきちんとあいさつをするようにしましょう。

また、入室時や退室時のあいさつ以外にも、面接がはじまる時に「よろしくお願いします」、お茶などを出していただいた時に「ありがとうございます」などと一言添えると、好印象を与えることができるでしょう。


表情
面接中に暗い顔をしていると、「患者さんの前できちんと笑えるのか?」「他のスタッフとうまくやっていけるのか?」と心配させてしまいます。

緊張してしまい、うまく笑えないのはしかたがないことですが、できる限り気をつけるようにしましょう。

注意しなければいけないのが、面接者が見ていないところで真顔に戻ってしまうこと。

歯科医院には、面接者以外のスタッフさんや患者さんがいることがほとんどです。待機している間や、面接が終わったあとも、表情に気をつけるようにしましょう。


足音
面接時に診療室を通る場合、足音にも要注意です。 患者さんが横になっているチェアは、私たちが思っているよりも足音が近くに感じ、大きな足音では頭に響きます。

忍び足にする必要はありませんが、スタッフさんから見られている場合もありますので、できるだけ音を立てずに歩くように気をつけましょう。


2-2.実際に歯科医院で行われている質問集

dStyleでは、実際の歯科医院の面接で行われている質問事項をリサーチしました。 面接前にきちんと答えられるかどうか、チェックしてみましょう。


□ 自己PR
業界問わず、よく求められる質問です。いままで経験してきたことや得意なこと、長所などを、1分程度で答えられるようにしましょう。


□ 志望動機
自己PRとともに、確実に求められる質問です。応募する歯科医院の方針や、履歴書に書いたことと大きなずれがないように1分程度にまとめ、簡潔に答えられるようにしましょう。 

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・歯科技工士それぞれの職種によって異なる部分です。各職種の例文は、歯科の履歴書・職務経歴書の書き方完全マニュアル【2019年保存版】の4章「職種別志望動機の例文」に掲載しています。 併せて参考にしてみてください。


□ 歯科医院に求めること
学生時代や前職での経験、将来やりたいことなどをあげた上で、求めることを伝えましょう。 

理想をすべて伝えるのではなく、事前に調べた歯科医院の情報に沿った内容をピックアップして伝えるとなお良いでしょう。


□ 前職、アルバイトなどの経験
いままでどのような環境でどのような業務をしてきたのかを知ることで、歯科医院にあった人材かどうかを判断します。

とくに未経験で歯科助手に応募している場合は、いままで経験した仕事がどのように活かせるかなどにも言及できるとGoodです。


□ 前職を辞めた理由
中途採用の場合、面接者がもっとも気になるポイントです。
曖昧な回答をしてしまうと、「何かあったらまたすぐに辞めてしまうのではないか?」と思われてしまいます。 

現状とそれに対する自分の考えを述べ、不満や愚痴にならないように気をつけましょう。


□ 得意な治療、苦手な治療
中途で歯科医師や歯科衛生士を採用する場合、歯科医院の求めている人物像とあうかどうかを判断するために重要となる質問事項です。

「多くの患者さんを診た」や「たくさんの論文を読んだ」といった抽象的なPRではなく、「1日に〇〇名の患者さんを診た」「月間〇〇冊の論文を読んだ」というように、具体的な数値を用いて回答できるようにしましょう。 


□ 患者さん対応で得意なシーン、苦手なシーン
歯科医師や歯科衛生士に限らず、歯科助手や受付の採用面接でも問われることがあるかもしれません。

「〇〇が苦手です」と言い切るのではなく、「〇〇が苦手なので、今後は××をする努力をしていきます」と、改善する気があることを伝えましょう


□ 学校や院内での役回り
スタッフの人数が多い歯科医院の場合、リーダーシップがあるかどうかなどもチェックされることがあります。

「企画することが好きなので、飲み会の幹事をすることが多い」「細かいことに気づきやすいので、最終チェック係になることが多い」というように、自分の性格や具体的なエピソードをあげて説明すると、伝わりやすくなります。


□ 自分の健康状態や、育児・介護などの経験
既往歴だけでなく、メンタルの強さなどを聞かれる歯科医院もあるようです。

時短勤務を希望している場合、育児や介護の有無などの家庭の事情をきちんと伝えておくと、入職後にスムーズに受け入れてもらえるようになるでしょう。


□ 通勤手段や所要時間
本当に知りたい場合もありますが、他人に説明する能力をチェックしている場合もあります。わかりやすく簡潔に説明できるようにしていきましょう。


□ 学生時代について
新卒の歯科医師や歯科衛生士の採用の場合に聞かれることが多い質問です。

とくに歯科医師の場合は、大学や部活などのつながりから思わぬ共通点が見つかるかもしれません。事前にHPなどで、院長先生や働くスタッフの卒業校などを調べてみましょう。 


□ 将来どんな人になりたいか
診療方針がはっきりしている歯科医院や、組織がきちんとできあがっている大型法人などの場合、面接のプロセスがきっちりと決まっていることが多いです。 

現在(自己PRや、やりたいことなど)・過去(これまでの経験など)だけでなく、未来についても言及されることがありますので、きちんと答えられるようにしておくと安心です。


3.面接が終わったら…

面接がうまくいったら、好印象を残したまま選考に進んでもらいたいですよね。忙しい診療の時間をさいて面接を行なっていただいたことへ感謝の気持ちをこめて、お礼のごあいさつをしましょう。


3-1.お礼のメール例文

面接終了後、できるだけすぐに送るとベストです。移動や予定の都合もあると思うので、すぐにはむずかしい場合でも、当日の夜までには送るようにしましょう。
題:面接のお礼

本文:
ディースタイル 歯科医院
院長 佐藤 太郎先生

本日はお忙しいところ、面接のお時間をいただき誠にありがとうございます。
今回の面接の中で、患者さんを第一に考えた治療をするという貴院の理念を知ることができ、貴院で働きたいという思いがますます強くなりました。
前職で培ったスキルや経験は役に立つと確信しております。貴院の成長の一端を担うことができたら、大変嬉しく思います。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
お忙しいことと存じますので、ご返信には及びません。
末筆ながら面接のお礼を申し上げますとともに、貴院のますますのご発展とスタッフ皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

山田 和子
メールの宛先
当日面接を行なっていただいた院長宛に送るのがベストです。チーフスタッフさんなどが同席されていた場合は、その方にも送りましょう。

名刺をもらっていない場合や、連絡先が載っていない場合などは、それまでやりとりしていただいている担当の方へお送りしても問題ありません。


タイトル
大型法人などで、1日に何人もの面接を行っている歯科医院であれば、『面接のお礼(〇〇 〇〇)』というように、件名に名前を入れると良いと思います。


本文
まずはお時間をいただいたことに対するお礼を述べましょう。つぎに、面接で印象に残っていることを具体的にあげて、入職を希望する意思を明確に伝えましょう。

面接で言いそびれてしまったことを書くのも良いかもしれませんが、あまり長くなると読みづらいため、文章量には気をつけましょう。


3-2.お礼状の書き方見本

これまでメールでのやり取りをしていない場合や、連絡先がわからない場合などは、メールではなくお礼状をお送りしても問題ありません。

手紙でお送りしても、はがきでお送りしてもどちらでもかまいません。面接が2回以上あった場合や、面接者が複数人いた場合は、宛先を採用の担当者さんにするか、『〇〇歯科医院 御中』としましょう。

お礼状の書き方見本(手書きサンプル)
お礼状の書き方見本(手書きサンプル)


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いかがでしたか?
面接は何回経験しても緊張するものだと思います。当日にあなたの良いところを見つけてもらえるよう、事前準備を入念に行っていきたいですね。面接の成功をお祈りしています。