新卒歯科衛生士の就職活動にまつわる疑問を解消!「歯科衛生士としてはたらく魅力」とは?

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新卒歯科衛生士の就職活動にまつわる疑問を解消!「歯科衛生士としてはたらく魅力」とは?
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2019.08.06

こんにちは、歯科衛生士の森です。

歯科衛生士学校に通う学生のみなさん、いつから就職活動をはじめますか?

こちらの記事(歯科事務長に聞いた、成功する新卒歯科衛生士の就職活動の進め方)で「新卒歯科衛生士は就職活動をはじめる時期が遅い!」と指摘がありましたが、本当はみなさんも「早く就職先を決めたい!」というのがホンネだと思います。

では、早めに就職先を決めるには、どうすればいいのでしょうか?

これまで6回に渡って、歯科衛生士学生さんが就活する上での疑問について解説してきました。


これまでの記事はこちら

最終回の今回は、あらためて「歯科衛生士としてはたらく魅力」について考えてみたいと思います。


ある患者さんから学んだこと

私が診ていた70代後半の女性患者 Aさんのことです。Aさんは、メインテナンスを何十年もうけており、私は6年ほど担当していました。

今までほとんど問題が起きることなくメインテナンスを行っていたのですが、ある時期を境に、BOP率がグッと高くなり、急に深い歯周ポケットがあらわれはじめました

旅行などでしばらく歯間ブラシを使えていなかったとのことだったので、TBIを行ってプラークコントロールが向上するのを待ちました。また、深い歯周ポケットについてはルートプレーニングを行い、改善を図りました。

1〜2ヶ月後に再評価を行ったところ、プラークコントロールが向上したことにより辺縁歯肉からの出血はかなり減ったものの、深い歯周ポケットは残ったまま。

ただ、Aさんに自覚症状はなく、とくに困っている様子もみられなかったので、一旦、次のメインテナンスまで様子をみることになりました。

しかし、次のメインテナンスのときになっても、歯肉の状態は良くなっていませんでした。

何十年分のカルテや記録を見返しても、こういった状態になったことがなかったAさん。私は、Aさんが少し肥満気味であったことと、健康診断を何年もうけていないということから、「一度血液検査を受けてみてはどうですか」とアドバイスしました。

そして、次のメインテナンスに来られたときのこと。

とても痩せているAさんを見て、思わず「○○さんどうしたんですか!」と声をかけてしまいました。

話によると、前回のメインテナンスの後、少し体調が悪くなったときに私のアドバイスを思い出してくれたようで、一度病院で血液検査をうけてみたそうです。

そうすると、重度の糖尿病であることが判明し、即入院。病院では徹底的な食事療法が行われ、血糖値やHbA1cが安定し、無事に退院できたようです。

口腔内をみることで全身の健康状態を推測できる


その後のメインテナンスでは、全身状態の改善にともなって、BOP率は減少歯肉がひきしまり、深い歯周ポケットも改善されました

このように、歯科衛生士は患者さんの口腔内の変化から、全身の健康状態を推測できることがあります。ほかにも、食習慣の変化や、睡眠不足、ストレスの増加などをよみとれることもあります。

口腔内をみることで全身の健康状態を推測できる」。これは、ほかの医療職にはない、歯科衛生士の仕事の魅力のひとつではないかと感じます。


人の変化をみることができる仕事

さらに、私が臨床現場に出て気づいた「歯科衛生士としてはたらく魅力」は、ふたつの意味で「人の変化を間近でみることができる」ということです。

普段生活している中で、自分の発言や行動で他人の意識が大きく変わるということは、なかなかないことだと思います。

それが、歯科衛生士という仕事に就いていると、あたり前のように患者さんの意識の変化をみることができます

また、ブラッシングというものは習慣です。習慣を変えることはとても大変なことですが、少しでも習慣が変わると口腔内に及ぶ変化は絶大なものになります。とくに歯肉は軟組織であるため、反応がとても早いです。

もちろん良い変化もあれば、悪い変化もあります。しかし、その患者さんの歯肉の変化を読みとることによって、患者さんの置かれている状況を理解するヒントをみつけることができます。また、その状況を理解できたときには、患者さんとの強い信頼関係が構築されます。

悪い変化があっても、その原因を患者さんと一緒に考えること。患者さんが無理なくできるセルフケアを提案すること。良い変化があれば一緒によろこぶこと。

そういった患者さんに寄り添う仕事をしていれば、自然と患者さんからの信頼はかならず得られます。

患者さん」と「歯肉」。このふたつの変化を間近でみられることが、歯科衛生士という仕事の大きな魅力ではないかと、私は思います。

患者さんと歯肉の変化を間近でみることができる


患者さんと接することではじめて気づく魅力

医療系の仕事の魅力のひとつとして、「毎日患者さんに感謝される」ということがあげられます。

歯科衛生士は看護師さんと違って夜勤がなく、はたらく歯科医院によっては週休2.5日や3日のところもあります。有給休暇が100%消化できるところや、産休育休がとれるなどの、福利厚生が整備されている歯科医院もどんどん増えてきています。

それでもまだまだ歯科衛生士の数は足りていないため、就職率は基本的に100%です。
こちらの記事(新卒歯科衛生士の就職活動にまつわる疑問を解消!いつから、どうやってはじめる?)でもお伝えした通り、新卒の歯科衛生士1人につき約20件近くの求人がきます。

さらに、今後はますます口腔の健康が重要視され、社会からの需要が今後もどんどんと増えていく職業です。

しかし、歯科衛生士としてはたらく魅力はそれだけではありません。患者さんと接することではじめて気づく魅力がたくさんあります。私自身、さまざまな患者さんと関わることでたくさんのことを学び、励まされることがたくさんありました。

歯科衛生士学校を卒業して、まず歯科衛生士としての力を身につけるためには、「一人の患者さんを責任もってみる」ということが必要ではないかと思います。

自分の行った仕事を評価し、反省を繰り返すことで、歯科衛生士として大きく成長できると感じるからです。

最初に就職した歯科医院は、その歯科衛生士の中の大きな基準になるため、「最初の就職先が歯科衛生士としての人生を決める!」といっても過言ではないと私は思います。

もちろん待遇面も大切ですが、はじめの就職先ではとくにやりがい面を重視して、自分が成長できる歯科医院を選んでみてはどうでしょうか。

この連載が、歯科衛生士学生さんの就職活動に少しでも役立つことを願っています♪6回に渡る連載をご覧いただき、ありがとうございました!


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この記事を書いた人
森 寛子 | 歯科衛生士

大阪出身の歯科衛生士歴10年目。歯科医療の社会的価値を高めるビジョンに強く魅力を感じ、WHITE CROSSへ参画。勤務先の歯科医院では、臨床実習生の指導を担当し、約3年間、歯科衛生士学校で非常勤講師を務めた。現在も歯科医院で、スタッフ教育と担当患者のメインテナンス業務を行なっている。



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