2018.04.01

歯科医院の求人を探す際によく目にするのが「社保完備(社会保険完備)」

求人を探す際の必須条件にしている方も多いかと思います。

しかし社会保険が何を指すか、何がメリットなのかを正確に把握していない方もいらっしゃるかと思いますので、これから解説したいと思います。

[目次]

歯科医院における社会保険完備
歯科衛生士にとって社保完備の求人はメリットなの?



歯科医院における社会保険完備

① 健康保険(または歯科医師国保・歯科健保)
② 厚生年金
③ 雇用保険
④ 労災保険

上記の4つが揃っていることを社保完備と言います。
40歳を超えると、健康保険に加えて介護保険への加入も義務付けられますので5つとなります。

通常、雇用保険と労災保険は入っていることが大半ですので、社保完備ではない求人の場合は「健康保険」が「国民健康保険」となり、「厚生年金」が「国民年金」となります。

では、なぜ歯科医院は社保完備でないケースが多いのでしょう。
歯科医院の場合、法人またはスタッフが5名以上であれば加入義務がありますが、個人で経営する医院でスタッフが5名未満の場合は加入義務がありません

また加入することによって、社会保険料の負担が医院の経営を圧迫してしまうことも要因の一つです。



歯科衛生士にとって社保完備の求人はメリットなの?

社会保険が完備されている求人が必ずしもよい求人かというと、一概には言えません。

転職における優先順位の問題ですので、社保完備でなくとも自宅の近くで働きたい、スキルアップしたい診療科目がある、という方であれば気にならないかもしれません。

また、国民年金・国民健康保険などは毎月支払う保険料が厚生年金や健康保険よりも安いことが通常でので、手取り給与としては社保完備でない方が高くなります。


一方で、社保完備の場合は厚生年金で将来もらえる年金額が高くなりますし、健康保険の方が出産手当金や傷病手当金の面で手当が充実しています。

また、医院側も保険料の負担をしながら、スタッフのために働く環境を充実させようと姿勢があるともいえます。


きちんと両者の特徴を把握した上で就職先を検討できるといいですね。