2018.04.01

地域や歯科医院の規模などによって歯科衛生士の給与・年収は差がありますが、歯科衛生士に限らず他の職業の収入って気になりますよね。

そこで、様々な職業と歯科衛生士を比較してみました。

[目次]

そもそも日本人の平均給与・年収はいくらなの?
歯科衛生士の給与・年収と比べると?
医療業界の中では?

そもそも日本人の平均給与・年収はいくらなの?

国税庁が毎年実施している民間給与実態統計調査によると、平成28年度の平均年収は422万円(男性:521万円、女性:280万円)でした。
平成27年度の調査と比較すると0.3%の微増ですが、アベノミクスの影響もあり平成25年の調査以降は男女ともに毎年増加傾向にあります。

安倍内閣による産業界への賃上げ要請もありますので、今後も増加傾向が続くのでは、という見方が多いです。

平成18年以降の調査で最大値だった平成19年の437万円を超過するのも近いかもしれません。
また、今回の本調査の対象者の平均年齢は46歳(男性:45.9歳、女性:46.1歳)です。

歯科衛生士の給与・年収と比べると?

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査(2017年2月公表)によると、歯科衛生士の平均年収は352万円です。

調査対象の歯科衛生士の平均年齢は34歳です。
日本の平均年収422万円と比較すると、歯科衛生士の方が少ないです。
しかし、歯科衛生士の大部分が女性であることを考えると、日本女性の平均年収288万円が比較対象として妥当でしょう。すると歯科衛生士の方が64万円上回ります

また調査対象の平均年齢が日本女性は46歳、歯科衛生士は34歳となりますので、日本女性の30〜34歳と比較してみましょう。
日本女性の30〜34歳の平均給与は315万円ですので、やはり歯科衛生士の方が37万円上回る結果となりました。

医療業界の中では?

では、他の歯科系資格や医療系資格と比較すると歯科衛生士の給与・年収はどうなのでしょう。
歯科衛生士の他に、歯科医師・歯科技工士・看護師・准看護師・栄養士・保育士を比較しました。

給与・年収の比較 ※出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査を元にd.Styleが編集

やはり歯科医師が突出して高く、次いで薬剤師、看護師と続きます。
国家資格の職業と比較すると歯科衛生士はやや年収が低くなってしまいます。

求人ごとの給与・年収差に目が行きがちかもしれませんが、他の職業や日本全体という広い観点でみると、いつもとは違った見え方になりますね。

今回は給与・年収という切り口でしたが、広い視点で歯科衛生士という職業をみると、社会における歯科衛生士の意義や魅力、歯科医療が担う役割が新しい視点で見えるかもしれませんね。