インプラント治療の歯科衛生士向けアシスタントワークセミナーが開催!

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インプラント治療の歯科衛生士向けアシスタントワークセミナーが開催!
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2019.05.30

4月18日、大阪の梅田センタービルにて「インプラント治療のアシスタントワーク〜手術のアシスタントから術後のメインテナンスまで〜」が開催されました。

講師の工藤彩加さんは、大阪市内の河村歯科医院に勤務するかたわら、Jokanスクールの講師も務める歯科衛生士さん。こちらのセミナーでは、グループワークを頻繁に行い、受講者みずからが主体的に参加できます。


講師の工藤彩加さん

告知後すぐに満員になったという、今回のセミナー受講者は約40名。
日々インプラント治療に携わる歯科衛生士さんが、こぞって参加するセミナーの、当日の会場の様子をお伝えします♪

会場の様子
会場の様子


患者さんの心をゲットするには?

今回のセミナーは、以下の4つの項目で構成されていました。
① まずは患者さんの心をゲットしよう
② インプラント治療を理解しよう
③ インプラント治療中のDHは縁の下の力持ち
④ メインテナンス移行後、ついに主役は私たち!
講師の工藤さんは、「患者さんの満足を得ること」を治療の目標とし、そのためにはどうすれば良いかということを常に考えながら、日々の臨床に取り組んでいるとのこと。

まずは患者さんの来院を途絶えさせないように、相手の心をつかむポイントについて話しました。

初診の患者さんと接する前に、まず問診票を読むことが重要という工藤さん。
問診票は、患者さんに心の扉を開いてもらえるヒントを与えてくれるものであり、コミュニケーションの確立への第一歩になると話しました。

記載事項から読み取れることを詳しく解説した後、グループワークで問診のロールプレイングが行われ、傾聴することの重要性を学びました。

また、コミュニケーションはチームプレーであり、歯科医師や歯科助手さんが患者さんをほめることによって、患者さんのモチベーションが上がるといいます。

問診のロールプレイングを行う様子
問診のロールプレイングを行う様子


インプラント治療を基礎から学ぶ

つづいて、インプラントの基本構造や、オッセオインテグレーションの定義、インプラント治療の流れを説明。

インプラント治療の診断に重要となる、口腔内診査や診断用模型、パノラマレントゲン写真、CT画像から得られる情報について、詳しく解説しました。

また、歯周炎はインプラント治療の成功率に大きく関わるという工藤さん。さまざまな文献を紹介しながら、その理由を述べました。

プラークコントロールを確立するための、セルフケア用品の選択基準としては、以下のことが挙げられました。
 ● 手先の器用さ
 ● モチベーションの高さ
 ● 科学的根拠のある製品
 ● 年齢
 ● 歯周炎の既往
 ● デンタルIQの高さ
工藤さんは、インプラント治療がはじまる前に、「そもそもなぜこの患者さんは歯を欠損したのか」ということをかならず考えるそうです。

歯周炎やカリエス、過度な咬合力など、患者さんによってリスクはさまざまであり、そのリスクを見極める必要があると、工藤さんは話しました。

グループワークでは、臼歯部欠損を有する3症例の資料を見ながら、それぞれの患者さんが欠損に至った原因についてディスカッションを行いました。

講演中の工藤さん
講演中の工藤さん


インプラント治療の中で歯科衛生士が行うこと

次に、術前・術中・術後に歯科衛生士が行うべきことについて解説しました。

オペ室の準備や、術中のさまざまなアシスタントワークについては、たくさんの写真や動画を用いて気をつけるべきポイントを伝えました。また、器具の受け渡しについては、相互実習を行い、渡す側と受け取る側の力の入れ方について学びました。

術後については、患者さんに起こりうる症状と、それらの症状が続く日数の目安を伝えました。他にも、消毒や抜糸時にプロフェッショナルケアとして行うことや、セルフケアの指導内容について説明しました。

そして、補綴処置の際に注意するべきポイントを話し、午前の部が終わりました。


午後はガウンテクニックの実習から!

午後の部は、ガウンテクニックの実習からはじまりました。

まずは、工藤さんが普段行っているガウンの着用方法をデモンストレーション。
滅菌グローブの着脱方法についても解説しました。

その後、二人一組で協力しながらガウンを着用する実習です。今回のセミナーでは、一人につきひとつの滅菌ガウンが用意されており、全員で行いました。

ガウンテクニックのデモの様子
ガウンテクニックのデモンストレーション

ガウンテクニックの実習の様子
ガウンテクニックの実習の様子

ガウンが着用できたら、ブラッシングの実習です。

それぞれのグループに用意されていた歯ブラシと、人工プラークが付着した模型を使って、プラークが除去しやすい歯ブラシはどれかを比較し、グループでディスカッションしました。

4種類の歯ブラシと模型
4種類の歯ブラシと模型


待ちに待ったメインテナンスの講義

実習が終わったら、いよいよ歯科衛生士さんたちが一番の主役となる、メインテナンスの講義に入ります。講義の中では、健康な状態、インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎の段階別の症例が多数紹介されました。

工藤さんは、インプラントに何かトラブルがあった場合、まずは患者さんがトラブルについて話してくれたことに対して感謝を伝えると話しました。

また、患者さんが訴える、どんな違和感や痛みも無視せずに、向き合うことが大切だといいます。そうすることで、患者さんに話してよかったと思ってもらい、相談しやすい環境をつくることができるそうです。

インプラント周囲組織や、検査項目、方法について学んだあとは、グループワークです。何枚ものレントゲン写真を見ながら、骨レベルの状態をグループで考察します。

配布された資料
配布されたレントゲンの資料


わかりやすい欠損の症例もあれば、頬舌側で骨レベルが異なり、読み取りづらい欠損の症例もあるなど、レントゲン写真を読影するトレーニングになりました。


レントゲン写真の骨レベルを読み取る様子


その後は、工藤さんが普段からメインテナンスで使用している清掃器具を紹介。

ハンドスケーラーの操作方法だけでなく、インプラント体が露出している場合や、ポケットがある場合、着色がある場合など、さまざまな状況によって使い分けている器具についても細かく解説しました。

つづいて、メインテナンスの手順や、インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎に対するアプローチを説明し、最後には、インプラントを撤去した貴重な症例も見ることができました。

セミナーの最後に、どんな症例にも向き合いつづけ、共に歩んでいくことが大切だと話す工藤さん。

工藤さんのインプラント治療に対する熱い想いが伝わる講義でした。


講義中の様子


グループワークで受講者同士の交流を深めるセミナー

工藤さんは講義の冒頭で、今回のセミナーを通していろいろな歯科衛生士さんと交流し、意見交換したことを、明日からの臨床に活かしてもらいたいと話しました。

そのため、今回の会場は3〜4人でひとつのテーブルに座り、グループ内で自己紹介、受講目的を共有することからはじまりました。問診のロールプレイングでは、最近嬉しかったことや自分の長所をシェアし合いました。

また、講演の合間にはグループワークの時間がたくさん設けられており、症例についてのディスカッションや実習など、グループで協力しながら取り組む作業が多く、会場はとても温かい雰囲気に包まれていました。

受講者の質問に答える工藤さん
受講生の質問に答える工藤さん

今回のセミナーでは、単にインプラント治療についての知識を得るだけでなく、患者さんへの接し方についても学ぶことが多くありました。

明日からの臨床に活かせるヒントがたくさん詰まった工藤さんのセミナー。
みなさんもぜひ受講してみてください!
この記事を書いた人
dStyle編集部

dStyleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。



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