記事 > シリーズ > そうだ、セミナーに行こう。〜現役歯科衛生士のセミナーレポート〜 第6回
記事 > シリーズ > そうだ、セミナーに行こう。〜現役歯科衛生士のセミナーレポート〜 第6回
2019.05.16

こんにちは、歯科衛生士の福田有花と申します。

歯科医療従事者向けのセミナーは、数多くあります。

この記事では、これまで実際に参加したセミナーの中から、「とても勉強になった!」と思った内容を、歯科衛生士の目線でご紹介していきます。

どんなセミナーがあるのか?どんなきっかけで受講したのか?またその内容は?などといった疑問を解消し、セミナーに足を運ぶきっかけになれば嬉しいです。

前回につづいて、イエテボリ大学歯周病科研修コースについてレポートします。
(前回はこちら:そうだ、セミナーに行こう。〜現役歯科衛生士のセミナーレポート〜 第5回

イエテボリ大学 歯学部の校舎
イエテボリ大学 歯学部の校舎

この研修は、日本の歯科衛生士のためだけに作られた特別な5日間プログラムで、他国の歯科衛生士や日本の歯科医師では参加することができないという、なんとも贅沢な研修です。

冒頭の3日間は、歯周病学の最高峰 イエテボリ大学において、歯周病の考え方やコンセプトを学ぶことができます。

初日は「バイオフィルムマネジメント」や「インフェクションコントロール」「歯周病とインプラント周囲炎」について学びました。

今回の研修は日本での研修と大きく違い、ディスカッション形式で行われます。講義中に先生から「なぜこうなるの?どうしてだと思う?」と質問を投げかけられるため、この3日間は常に自分の頭で考えるというトレーニングをしました。

日本で授業を受けている時は、先生が話す「答え」をひたすらノートに書き写すだけで、自分で考えるということをしてこなかったように思います。

イエテボリ大学では、学生時代から自分で考える思考を身につけさせられます

そのため、実際の臨床現場においても、自分で考え「なぜこうなるのだろう?」とその疑問に仮説を立て、検証していくことができます。これこそがスウェーデンの歯科衛生士が、世界トップレベルを誇る理由のひとつなのだと感じました。

疑問を持ち考えること、仮説を立てること、臨床の現場で検証していくこと。この3つは帰国してからも大いに役立ち、意識して実践するようになりました。

大学の学食でランチ。塩味が強い印象でした
大学の学食でランチ。塩味が強い印象でした

そして、インプラントの講義では、世界中で年間1,500〜2,000万もの人がインプラント治療を受けていることを知り、歯科衛生士の重要性を改めて感じました。

単にインプラントの知識が深まっただけでなく、軟組織の炎症をいち早く見つけることが、私たち歯科衛生士の役目であり、責任なのだと感じることができました。

朝から晩まで約6時間半の講義は、あっという間に感じるほど楽しい時間でした。また、講義は常に症例を通して解説され、すべてがエビデンスベースの話で、腑に落ちることばかりでした。

一番印象に残っている症例は、46年もの長期症例です。とても1970年代に治療したとは思えないほど素晴らしい治療で、いまだに患者様はメインテナンスに通っているということも驚きでした。

臨床に真摯に向き合い、患者様の望みに最善をつくし、結果を出すこと。これが、スウェーデンの講師陣から症例を通して学んだことでした。

イエテボリ大学の看板前で
イエテボリ大学の看板前で

Part3に続く。


そうだ、セミナーに行こう。〜現役歯科衛生士のセミナーレポート〜

第1回 MPC 歯科衛生士コース コミュニケーションとセルフケア
第6回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part2
この記事を書いた人
福田 有花 | 歯科衛生士

歯科衛生士歴11年。高校卒業後、歯科助手経験を経て歯科衛生士学校に入学。新卒で入職した医療法人TDCたなか歯科クリニックにて、現在はマネージャーを務める。日本国内に限らず海外研修にも積極的に参加し、習得した技術を活かして自費の歯周治療やメインテナンスを担当。セミナーやスクールの講師経験も。



×
北海道・東北
関東
中部
関西
中国
四国
九州・沖縄
時給
円以上
日給
円以上
月給
円以上
応募要件
待遇・福利厚生
勤務時間
休日・休暇