日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士ってどんな資格?

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2019.05.23

日本の歯科業界にはたくさんの資格制度が存在し、その代表格が歯科医師免許・歯科衛生士免許・歯科技工士免許です。

これらの資格は『国家資格』といって、国で認められている認定制度です。
しかしその他にも『協会認定資格』『学会認定資格』など、自身のスキルアップのための資格がたくさん制定されています。

今回はたくさんある資格のうち、特に日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士の資格について、徹底解説しますよ!


[目次]

1.日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士とは?
2.日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士の業務
3.認定資格の申請に必要な条件
4.資格のとりかた・費用について
5.認定歯科衛生士の働き方


1.日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士とは?

特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会が設けている『学会認定資格』で、2019年4月現在、全国各地47都道府県で374名の方が取得されています。

歯周病の予防と治療の為の専門的知識と技術を有する臨床歯科衛生士を育成し、地域医療に貢献することを目指すことを目的に制定された、歯科衛生士の認定制度です。

日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士


2.日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士の業務

主に歯周病患者に対する検査やTBI、SRPといった歯周治療全般を任されます。

メインテナンスでは、長期間にわたって患者さんと関わり、口腔および全身の健康を維持します。

実際に歯周ポケットや骨レベルが改善することや、患者さんのプラークコントロールが向上することにやりがいを感じる歯科衛生士さんが多いようです。


3.認定資格の申請に必要な条件

認定資格の申請には、以下の条件を満たしている必要があります。
① 歯科衛生士の免許証を有する者

② 通算3年以上歯周治療にたずさわった者及びこれと同等以上の経験を有すると認められた者

③ 認定歯科衛生士の申請時において継続して2年以上の学会会員歴を有する者

④ 年次大会・支部教育研修会への参加が3年間で2回以上である者

⑤ 認定歯科衛生士申請時に教育研修単位が30単位以上の本会会員である者

(特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士制度施行細則より抜粋)
このように、日々の診療で歯周治療に携わるだけでなく、継続的に歯科衛生士としての知識や技術を高めることが必要です。

単位については、年次大会や支部教育研修会に参加した場合、1回の参加で8単位取得することが可能です。
年次大会は年に1回、支部教育研修会は各支部で年に1〜2回開催されているため、所属する支部によっては1年で最大24単位取得することが可能です。

そのため、③ の条件を満たしていれば、おのずと④ ⑤ の条件も満たすことになるのではないでしょうか。

定期的な学会への参加


4.資格のとりかた・費用について

上記の申請条件を満たせば、認定資格取得に必要な、書類審査と口頭試問を受けることができます。また、申請時には申請料として10,000円、合格発表後には認定歯科衛生士登録料として10,000円を事務局に支払う必要があります。


書類審査

1年以上のメインテナンスまで進んでいる、中等度以上の歯周病および特殊な歯肉炎患者を5症例提出します。

提出する症例には初診時、メインテナンス時の口腔内写真、歯周組織検査表、X線写真を添付しなければいけません。

口腔内写真は原則として正面観、左右側方面観、上下咬合面観の5枚以上、X線写真については、デンタル10枚法あるいは14枚法が望ましいです。

ただし、症例の概要が説明できるものであれば、5枚以下の口腔内写真、10枚以下のデンタルあるいはパノラマX線写真でも申請できるようです。

メインテナンス時のX線写真については原則として10枚法あるいは14枚法となっているので要注意です!

提出する症例は、日本臨床歯周病学会が主催する年次大会や支部教育研修会で発表を行うことで、最大4症例まで免除してもらえる制度があります。
その他の申請書についてはこちら
提出する症例の資料作成についてはこちら


口頭試問

書類審査に通ると、後日東京の会場で口頭試問を受けることになります。

提出した症例のうち、任意で選んだ1症例についての発表を行い、口頭試問を受けます。持ち時間は15分で、パワーポイントを使用して発表します。

また、病歴および治療経過のコピ-を用意する必要があるので、忘れずに持参しましょう。

口頭試問についての、資料のサンプルや注意事項などはこちら


資格の更新について

日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士の認定期間は5年間とされています。

年次大会に1回以上参加し、5年間で合計50単位以上の単位を取得する必要があります。また、更新手数料として10,000円を事務局に支払います。認定歯科衛生士で60歳以上の方や、更新を4回以上行った方については、研修単位の取得は免除となるようです。

更新単位の詳細はこちら


5.認定歯科衛生士の働き方

dStyleでは、実際に日本臨床歯周病学会の認定資格を取得した歯科衛生士の方に、インタビューを行いました。

日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士の沼澤さんは、OHIやSRPによって患者さんの口腔内が改善されることにやりがいを感じ、責任感を持って仕事に取り組んでいます。また、施術中は患者さんの表情や緊張などに細かく気を配り、安心してもらえるような声かけをしているとのこと。

他にも、認定資格を取るまでに大変だったことや、認定資格のメリット、SRPに役立つおすすめ器具などを紹介しています。

こちらもぜひご覧ください。

認定歯科衛生士FILE #4『日本臨床歯周病学会』沼澤直巳さん
この記事を書いた人
dStyle編集部

dStyleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。



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