記事 > インタビュー > わたしのDHスタイル#06『一つの歯科医院に長く勤めることのメリット』
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2019.04.25

歯科衛生士は社会的価値の高い大切な職業であり、この社会になくてはならない存在です。

d.Styleでは、今まさに臨床の現場ではたらいている方々にスポットライトを当て、等身大の歯科衛生士ライフを語っていただきました。

このインタビューが、歯科業界で輝くきっかけになれば嬉しいです。


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今回は、歯科衛生士17年目の野宮由里子さんにお話を伺いました。

地元北海道旭川市にて、現在の理事長である橋村先生が当時経営していた歯科医院に勤めはじめた野宮さん。その後、横浜での開業(オーキッド歯科クリニック)のオープンをきっかけに上京し、17年、橋村先生と共に働いています。

現在では分院の立ち上げや、スタッフ教育、医院のマネジメントも任されているチーフ歯科衛生士さんです。

オールオン4クリニック 野宮由里子さん
野宮由里子さん(銀座All-on-4クリニックにて撮影)


主な業務内容

普段はメンテナンスやTBI、アシスタントといった歯科衛生士業務全般を行なっています。

その他にも、インプラントオペのカウンセリングからスケジュール管理、ラボや麻酔医、必要な時は内科との連携までといった、マネジメントの部分も担当しています。

また、クリニックでライブオペをする際には、勉強にこられた歯科衛生士さんに向けてアシスタントのレクチャーをしています。

ライブセミナー「Guided Surgery LIVE ope seminar」で解説する様子
ライブセミナー「Guided Surgery LIVE ope seminar」で解説する様子


仕事をする上でこだわっていること

患者さんの話をよく聴くようにしています。

特にオペを受ける前の患者さんの中には、不安に思っていることや先生に聞けなかったことなど、診療が終わってから電話をしてこられる方もいるので、安心してオペを受けてもらえるように配慮しています。

また、全身麻酔が必要なオペでは、なにかひとつ薬剤や機材が足りないだけでオペができなくなってしまいます。そのため、事前準備は特に注意を払って行っています。

オペに使用する材料を調整する様子
オペに使用する材料を調整する様子


働く中で、うれしかった出来事

オールオン4治療をされた患者さんは、どの方も印象深く残っています。

「ボロボロの歯を治療したことで、周りの人からも喜んでもらえた!」とおっしゃっていた患者さんが、自分に自信を持つことができ、アルバイト生活を脱却したり…

まだ20代なのに口腔内が崩壊していて、引きこもりで、はじめは目も合わせてくれなかった患者さんが、治療をしたことで笑えるようになり、今ではとっても明るくなって、定職に就くこともできたり…

人生が変わるシーンに立ち会える、というのはすごく嬉しいです。

また、長く担当している患者さんの中には、私の出勤日に合わせて来院してくださる方もいます。そういった関係はとっても嬉しいです。

一番長い患者さんでは、10年近く付き合いがあります。それが、一つの歯科医院に長く勤めていなければ得ることができないメリットかなと思います。

(左から)橋村先生、野宮さん、患者さん、歯科技工士 志田さん
(左から)橋村先生、野宮さん、患者さん、歯科技工士 志田さん


オススメのグッズ

クラプロックスCS 5460。まず見た目がかわいいので、患者さんにも好評です。

ブラシの毛の量が多いので、汚れが取りやすいですし、毛先が柔らかいため、オペ後の歯肉にもおすすめです。

クラプロックスCS 5460
クラプロックスCS 5460


今まで人生の中で、やっておいてよかったと思うこと

学生時代にイタリアンレストランのホールスタッフとして働いていたことで、接客の大切さを知りました。

また、歯科衛生士学校に通っていた際には、将来のためにと思って、近くの歯科医院で歯科助手のアルバイトもしていました。

この二つの経験のおかげで、歯科衛生士になってからも、すぐに仕事になじむことができ、患者さんとも緊張せずに落ち着いて話すことができました。


現在取り組んでいること

新しく入った方が私たちと同じように働けるように、人材育成に取り組んでいます。

歯科衛生士のキャリアは、3年で仕事に慣れて、5年で中堅と呼ばれて。10年超えてくると、やっぱり後輩をしっかりと育てていかなければいけないと思うんです。

スケーリングが得意、TBIが得意、というのも大切ですが、もう少し大きなところに目を向けて、クリニック内がうまく回るように、マネジメントの部分を鍛えていきたいと思います。

あとは、院長先生が取り入れる新しいシステムや治療技術の勉強をしたりして、より良いクリニックになるように取り組んでいきたいと考えています。