歯科専門求人メディア TOPへ戻る > 記事 > インタビュー > 認定歯科衛生士FILE #3『日本顕微鏡歯科学会』林智恵子さん

インタビュー

認定歯科衛生士FILE #3『日本顕微鏡歯科学会』林智恵子さん

歯科専門求人メディア TOPへ戻る > 記事 > インタビュー > 認定歯科衛生士FILE #3『日本顕微鏡歯科学会』林智恵子さん
2019.03.21

学会などが認定している認定歯科衛生士制度。
専門性の高い臨床を行ったり、多くの人の前で発表をしたりと、そのような姿に憧れる衛生士さんも多いと思います。

dStyleでは、いろいろな学会の認定歯科衛生士さんたちをご紹介していきます。
ベテランの方から復職した方、新人の方まで、みなさんとってもいい方なので、学会で会ったらぜひお声がけしてみてくださいね。


今回の認定資格FILE


PROFESSIONAL CAREER HISTORY
1977年
日本大学歯学部歯科衛生士専門学校卒業

1985年
出産を機に退職

2002年
子育てもひと段落し、歯科衛生士として復帰

2013年
日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士資格取得


DH PROFILE
歯科衛生士歴: 23年
マイクロ歴:      6年
認定歯科衛生士歴:   5年
休職年数:        18年


Interview

マイクロスコープを始めたきっかけは?
私は本当に勉強しない衛生士で(笑)卒業と同時に教科書を捨ててしまいました。
その後もヤル気がないまま歯科衛生士の仕事をして、結婚・出産を機に辞めてしまったんです。

歯科衛生士なんてもうすることもないのかと思いながら育児をしていたのですが、2002年にまた復職することになりました。

その時は当然、裸眼で処置をしていました。その後しばらくして、先生と一緒に顕微鏡歯科学会に参加した時に拡大の世界を知りました。

まずは先生に2倍のルーペを、そしてその後、4倍のルーペを買ってもらいました。

当時は4倍のルーペでも満足していたのですが、あるときルーペでは見えなかった深い歯周ポケット内をマイクロスコープではっきりと観察できたことがきっかけで、2012年に私専用のマイクロスコープを買ってもらったんです。

マイクロスコープの魅力とは?
マイクロスコープは私をできる衛生士にしてくれました。

まずは、技術の向上です。

マイクロスコープはただ覗いたからといって、すぐになんでもできるようになる訳ではありませんが、毎日少しずつでも覗いていくと色々なものが見えるようになります。

歯周治療でマイクロスコープを使用することによって、それまで手探りの状態で行なっていたSRPが、「見える」状態でできるようになりました。

私はキュレットを使ったSRPを教わっていなかった世代でしたが、拡大して観察することで、しっかり除石できるようになりました。しかも歯面も傷付けず、痛みもほとんど与えずです!

また、マイクロスコープにはカメラがついているので、患者さんの口腔内の状態を撮影、録画することができます。

そのため、ブラッシング指導のときに術者磨きしているところを録画して、毛先の当たり具合やプラークの落ちていく様子の動画を、患者さんと一緒に確認しながら的確なアドバイスができるようになりました。

暗く、狭い口腔内を明るく照らし、拡大してみてもらうことで、患者さんのブラッシングスキルが上がっていくのです。

また、動画を見ながらコミュニケーションをとることもでき、ますます患者さんとの信頼関係が深いものとなっていきました。

動画を見ながら患者さんとコミュニケーションを取ることができます!
動画を見ながら患者さんとコミュニケーションを取ることができます!
認定資格をとるまでは大変でしたか?
日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士の試験は「1分間の動画3本提出」と「その動画を見ながらの口頭試問」そして「筆記試験」があります。

私の場合、提出用の動画を探す段階になって、ピントがボケていたり、画面から外れていたりしていることに気づき、見せたい瞬間が撮影できていなかったりしていることに気づきました。
「日頃からピントや画角などをしっかり合わせておいた方が良い」というのが反省です。

また、口頭試問では、指導医の先生から「もっとこうした方が良いのでは?」といった参考になるアドバイスがもらえるなど、私自身もとても勉強になったと感じています。

練習方法を教えてください
まずは視度調整や瞳孔間距離などのセッティングをして「しっかり見えるようにする」ことが大切です。「度の合っていない眼鏡」では決してよくは見えませんからね。

次に、口腔内観察ができるようになることです。

私は「一人の患者さんに一度は使うこと」と決めてマイクロスコープを使い始めました。無理に全顎を見ようとするのではなく、見たいポイントを決め、しっかり観察するようにしました。

そうやって色々な部位を見ていくことで、だんだんと口腔内全体を観察できるようになると思います。

患者さんが来院されたら、まずはその日に施術する部位の歯石やプラークの付着の状態をマイクロスコープで観察します。

最初のうちは、裸眼で施術を行い、処置が終わったら患者さんに口をゆすいでもらって、取り残しがないかどうかをマイクロスコープで再度観察します。

簡単な部位から徐々に、マイクロスコープを覗きながら施術できるようになれば、上達していきます。

全てを見ながらできるようになるまでには時間がかかりますが、諦めないことです。「継続は力なり」です!

これから始めたい人へのメッセージを!
使い始めは口腔内の観察(チェッキングビュー)だけでもいいんです。
あせらずにじっくり取り組んで、慣れてからワーキングビュー(マイクロを見ながらの施術)をすればいいと思います。

マイクロスコープは未病を診ることが可能です。すべてはマイクロスコープから。一緒に頑張りましょう!


わたしの診療STYLE

直視型マイクロスコープ歯科衛生士:ミラーを使わずに直視できるポジショニングを主軸として、マイクロスコープを駆使。ルーペから入る歯科衛生士さんにおすすめの方法。

まずはマイクロスコープの正しいセッティングが重要です
まずはマイクロスコープの正しいセッティングが重要です

FAVORITE TOOL
明るいレンズでとても綺麗に見えることはもちろん、バリオスコープによりピント合わせが簡単で、MORAインターフェースにより色々な角度から口腔内を観察することができます。

歯科衛生士にとっても使いやすいマイクロスコープです。

カールツァイス社のOPMI picoMORA バリオスコープ仕様
カールツァイス社のOPMI picoMORA バリオスコープ仕様

Work Clinic



日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士になるための記事は こちら


Archive

この記事を書いた人
dStyle編集部

dStyleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。



×
北海道・東北
関東
中部
関西
中国
四国
九州・沖縄
時給
円以上
日給
円以上
月給
円以上
応募要件
待遇・福利厚生
勤務時間
休日・休暇