2018.12.12

日本の歯科業界にはたくさんの資格制度が存在し、その代表格が歯科医師免許・歯科衛生士免許・歯科技工士免許です。

これらの資格は『国家資格』といって、国で認められている認定制度です。
しかしその他にも『協会認定資格』『学会認定資格』など、自身のスキルアップのための資格がたくさん制定されています。

今回はたくさんある資格のうち、特に日本歯周病学会認定歯科衛生士の資格について、徹底解説しますよ!


[目次]

1.日本歯周病学会認定歯科衛生士とは?
2.日本歯周病学会認定歯科衛生士の業務
3.資格取得に求められること
4.資格のとりかた
5.認定歯科衛生士さんの働き方(coming soon)


1.日本歯周病学会認定歯科衛生士とは?

特定非営利活動法人日本歯周病学会が設けている『学会認定資格』で、2018年4月現在、全国各地47都道府県で1,090人の方が取得されています。

歯周病への対応を的確かつ効率的に実施し、長期間にわたり国民の健康管理に貢献することを目的に制定された、歯科衛生士の認定制度です。

また、日本歯周病学会は数ある歯科関連学会の中でも有数の厚生労働大臣に届け出がなされている団体でもあります。


2.日本歯周病学会認定歯科衛生士の業務

主に歯周病患者に対する検査や処置、メインテナンスなどを任され、長期間にわたって歯周組織の予後を確認します。

実際に歯周ポケットや骨レベルが改善することによって、やりがいを感じる歯科衛生士さんが多いようです。

日本歯周病学会認定歯科衛生士のやりがい


3.資格取得に求められること

資格取得のためには、日本歯周病学会の発行するガイドラインに沿った処置を行った症例を提出する必要があります。

そのため、日常の診療時に各データや口腔内写真などを記録しておく必要があります。
また、認定歯科衛生士の症例発表ではレントゲン写真の提出はなく、口腔内写真での勝負になるようです。

口腔内写真の撮影には多くのポイントがありますので、そのための訓練はもちろん、歯周病に罹患している患者さんの経過を的確に追う力が必要です。


4.資格のとりかた

日本の歯科衛生士免許を取得しているだけでなく、5年以上歯周病臨床に携わっていることが前提になります。

それに加えて、申請時には実務経験単位が合計30単位以上と、2回の学術大会への参加(そのうち1回は日本歯周病学会歯科衛生士教育講演の出席でも可)が必要になります。
証明として氏名が記入された参加証などを保管しておきましょう。

試験は書類選考の上、年に2回(2019年は5月と10月)、10分間の発表と5分間の口頭試問を行うケースプレゼンテーションの場が設けられています。
これらに合格すると、認定資格を受け取ることができます。

認定申請に向けた症例作成については、学会会誌に毎号掲載されている「歯科衛生士コーナー」や、こちらの参考図書を参考にして作成するとスムーズです。

その他の作成基準や送付方法は、日本歯周病学会に専用ページが用意されています。併せてご覧くださいね。

日本歯周病学会認定衛生士新規申請については こちら
認定歯科衛生士になるための手順は こちら

認定取得後は、認定証が発行され、5年毎の更新申請が必要です。

この記事を書いた人
d.Style編集部

d.Styleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。