2018.12.10

11月18日の日曜日、千葉県船橋市にて、「口腔周囲筋ケアセミナー」が開催されました。

こちらは山梨県甲府市を拠点に口腔周囲筋ケア専門のフリーランス歯科衛生士として活躍されている高見澤亜衣さん主催のプライベートセミナーです。

普段の診療で行き止まりを感じている、ブラキシズム患者が多いけれど、マウスピース頼りになってしまっている…
といったお悩みを持つ歯科衛生士さんにおすすめのセミナーです♪

口腔周囲筋ケア専門歯科衛生士 高見澤亜衣さん
口腔周囲筋ケア専門歯科衛生士 高見澤亜衣さん


口腔周囲筋ケアって?

口腔周囲筋ケア”とは、高見澤さんのつくられた造語だそうです。

元々エステサロンなどで、筋肉をケア・リセットして健康な状態に戻す目的で実施されていた口腔周囲筋マッサージ。

このマッサージを予防歯科と融合させ、食いしばりのある方、MFT(口腔筋機能療法)が必要な方に対して、歯科衛生士としてお口のトータルケアを行えるように考案したという高見澤さん。

筋肉を知ることで生活や治療の全てがつながり、包括的にケアすることができるので、患者さんからの信頼度UP、自由診療の差別化にもつながるのだそうです。

レクチャーされる高見澤亜衣さん


まずはチェックの仕方から。信頼度UPのコツ

まずは問診・視診の仕方のレクチャー。

立っている状態で首が傾げている、座ったときにお尻がずれている、など、診察室に入るところから視診は始まっているんです!と強調する高見澤さん。

また、口腔周囲筋ケアにおいては、問診がとっても重要だという高見澤さん。患者さんの主訴やおかれている環境をしっかりと聴くことで、まずは患者さんに心を開いてもらうことの大切さを語られました。


歯科衛生士だからこそできる症状別ケア

聞いたことは「忘れる」
見たことは「覚えている」
やったことは「身につく」
繰り返し登場するこちらの言葉に倣って、主な口腔周囲筋について、色を塗り分けて解説されました。

主要な口腔周囲筋について色を塗り分けるワークショップ


つづいて、ブラキサーの方には?矯正治療の時には?口唇閉鎖不全の方には?といった、多数の症状に対応することができる口腔周囲筋ケアについて、ひとつずつ解説されました。

レクチャーの途中にもたくさんの質問が飛び交います
レクチャーの途中にもたくさんの質問が飛び交います


講師直伝だからわかりやすい!実習で口腔周囲筋を知る

午後は実際に咬筋や翼突筋などの位置や感覚を知るハンズオンセミナー。
講師の高見澤さんが受講生一人一人の筋肉の位置を触って確かめるところからスタートしました。

受講生一人一人の筋肉の位置を触って確かめる実習


自分の口腔内で位置や感覚を確認したあとは、周りの受講生の口腔内を確認し合う時間がたっぷり設けられています。

講師が常に会場を周っているので、わからないことはその場で解決してくれます
講師が常に会場を回っているので、わからないことはその場で解決してくれます


学ぶだけじゃない、発信できるセミナー

高見澤さんのセミナーの大きなポイントは、さまざまなバックグラウンドを持つ歯科衛生士さんがお持ちの知識を発信できる場を設けられていること。

口腔周囲筋ケアだけでなく、この場に集まったさまざまな知識を吸収して帰ることができる、情報量が多いセミナーなんです!

ひもを用いたバランストレーニングを紹介されたイシザワさん
ひもを用いたバランストレーニングを紹介されたイシザワさん

栄養学と歯科について紹介された武内さん
栄養学と歯科について紹介された武内さん


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さまざまなバックグラウンドをもつ歯科衛生士さんが集まる和気藹々とした雰囲気の本セミナー。

口腔周囲筋ケアの内容だけでなく、他で学んだことや日々の診療のことなど、常にたくさんの情報が飛び交っているのがとても印象的なセミナーでした。

まだまだ知られていない口腔周囲筋ケア。
大切な患者さんのために、ぜひ取り入れてみてくださいね♪