2035.06.04

どの組織でも必要であるにも関わらず属人的な側面を持つ採用業務について、解説と深掘りをしてまいります。

1〜5章と、採用計画から面接までの流れをご説明いたしました。
第6章では最終章として、内定後から入社後までの流れと気をつけるべきポイントについて解説したいと思います。

最終回の第3回目は、入社後フォローについて、です。

新卒や若手はもちろんのこと、どんなに経験のある方でも入社前後は緊張しています。たとえスキルがあっても、うまく組織に溶け込めないと長く活躍してもらうことは困難です。

採用の目的が入社後の定着・活躍だとするならば、入社後のフォローまで適切に行うことが採用業務といえるでしょう。

さて、具体的にはどのような対応を取るべきか、解説していきます。

入社当日

入社当日は特に大切です。院長先生だけでなく、スタッフみなさんで受け入れ態勢を整え、スムーズな入社ができるようにしましょう。


 ● 医院の概要理解

 医院の歴史や理念、就業規則、人事制度、福利厚生など、医院全体の決まりごとの説明を行い、イメージをつかんでもらいましょう。


 ● 職場特有の風土の説明

 準備は始業の15分前からスタート、毎朝朝礼があって話す機会がある、FAXの使い方など、慣例や風土についての説明も早めに行いましょう。

院長先生が行っても良いですが、主要メンバーに話してもらうことで当事者意識を持ってもらうことも出来るかもしれません。説明するメンバーの人選も慎重に行いましょう。


入社3〜6ヶ月まで

物事を続ける際に「三日・三月・三年」と言われることがありますが、採用に関しても似たところがあります。最初の3日を乗り越えても気を抜かず、一般的な使用期間である3ヶ月、6ヶ月とフォローしていきましょう。


 ● 相談や意見を言える窓口を作る

 どれだけ事前に説明しても、異なる環境から来た中途入社者が、仕事の進め方などに対して戸惑いを覚えることは必ずあります。「大丈夫」とは口にしても、実は悩んでいることもあるでしょう。

できれば同じ資格者や、年齢層や性格などが近い方を担当にし、定期的に面談を行って悩みや不安を話してもらう機会を作りましょう。




もし退職の話をされたら…?

上記を丁寧に行なっていても、やはり早期離職のリスクをゼロにはできません。

万が一退職の話を切り出された場合…
色々と思うことはあると思いますが、落ち着いて、真摯に、本人の話に耳を傾けることに全力を注ぎましょう。

誰しも、多かれ少なかれ新しい職場に期待を持って入社します。
退職の話をするということは、何かしらギャップがあったということです。
仮に本人が辞めてしまう結果になったとしても、そのギャップを見つけ、今後の組織改善に繋げていただきたいと思います。

いかがでしたか?

今後も日本国内の人材不足が続きますが、人を大切にする業界、組織に人は集まるはずです。歯科業界やd.Styleに携わってくださる歯科医院様がそうであるように、微力ながらサポートさせていただきます。




※今までお読みいただきましてありがとうございました。

11/2配信分から新連載「朝礼に使える小ネタコラム」をお送りする予定です。少しでも歯科医院の「採用力向上」に役立つ情報提供ができればと思っています。

引き続きよろしくお願い申し上げます。


採用ノウハウコラム 第1章

採用ノウハウコラム 第2章
採用ノウハウコラム 第4章

6−3 入社後フォロー〜採用のゴールとは〜