2035.06.03

どの組織でも必要であるにも関わらず属人的な側面を持つ採用業務について、解説と深掘りをしてまいります。

1〜5章と、採用計画から面接までの流れをご説明いたしました。
第6章では最終章として、内定後から入社後までの流れと気をつけるべきポイントについて解説したいと思います。

第2回目は、入社前フォローについて。皆様にとって、入社前フォローはどのような位置付けでしょうか。

現在、空前の売り手市場が続いています。入社予定者の中には、他の医院から同時期に内定を得ていたり、現職からの熱烈な慰留を受けている方も少なくありません。そうすると当然、入社前辞退のリスクも否定できません。


そのような中どのような対応を取るべきか、解説していきます。


入社予定者が不安になっていること

入社予定者が何に不安に思っているか、いくつかのパターンを認識しておくことは、適切な入社前フォローをする上では大切です。たとえば、以下のようなものが挙げられます。

 ● 組織に対する不安
 ● 人間関係に対する不安
 ● スキルに対する不安
 ● キャリアに対する不安

入社される方がどれに当てはまりそうか、イメージしながらフォローを行っていきましょう。


具体的な入社前フォロー

基本的に、入社予定者との継続的なコンタクトを取ることが寛容です(単純接触効果)。下記に挙げた例を効果的に使いわけて、入社前フォローを進めていっていただきたいと思っています。

 ● 定期連絡、面談

1週間に1度を目安に、定期的に連絡をしましょう。連絡方法はメールや電話、チャットツールなどがありますが、医院側と入社予定者側で話ができていれば、どれを使っても大丈夫だと思います。

迷った場合、最も得られる情報が多いため、電話で話すと良いかもしれません。


 ● 職場見学に誘う

面接時に職場見学をしている場合があると思いますが、その時とは異なるシチュエーション(働いているメンバーや、訪問歯科など)を経験してもらいます。仕事内容の不安や疑問払拭ができること、入職後のギャップを軽減する効果があります。


 ● アルバイトに誘う

上記と同様に、仕事内容の不安や疑問払拭ができること、入職後のギャップを軽減する効果があります。
1日、もしくは1、2週間程度の期間で実際の職場を体験してもらうことで、医院側も任せる仕事の範囲を定めることができます。


● 研修、勉強会に誘う

入社後の導入研修の軽減や仕事の立ち上がりのスピードを早めることが主な目的です。集合研修や勉強会、e-leaningなどを使用していきましょう。
※d.StyleではWHITE CROSSと連携して「アシスタント教育」というコンテンツを提供しています。特に助手さんや、ブランク明けの歯科衛生士さんに向けてご利用ください!



 ● 懇親会やイベントに誘う

もしタイミングが合うようであれば、院内の飲み会やイベントに誘ってみるのも一つの手です。先輩社員と直接コミュニケーションを取ることで、不満や疑問を解消することが目的です。





いかがでしたか?

単に「入社までなんとか繋げる」ということではなく、「入社前フォロー」=「入社後の立ち上がりスピードをあげる機会」と捉えていただけると、医院様としても負担になりにくいのではないでしょうか。



採用ノウハウコラム 第1章

採用ノウハウコラム 第2章
採用ノウハウコラム 第4章

6−2 的確な入社前フォローとは?