2018.09.24

皆さん、こんにちは。メディカルアロマスペシャリストの大工原忍です。

今回で6回目のメディカルアロマのお話です。実際に歯科分野に役立つメディカルアロマのお話をしたいと思います。

今回は歯科分野で一番使われる、ローレルのお話をしたいと思います。

口腔ケアにはいくつかの精油を使いますが、ローレルがいちばん何にでも使われます。





ローレルは料理にも使うローリエの精油で、甘くて少しスパーシーな、爽やかな香りがします。呼吸器系に使われる酸化物類を含むので、スッとして鼻通りのよい香りです。

ローレルは口腔・歯科・歯周のあらゆる疾患に対応できる万能薬です。
お口の中の腫瘍、口内炎にもよく使われます。

口内炎にはいくつもの原因が考えられています。

繰り返し起こる慢性的な口内炎は、ビタミンなどの栄養不足が原因と考えられますし、急性の口腔内全体にできた口内炎は、抗生物質の使用のせいではないかと考えられます。
また、義歯やその他の器具で傷つき、口内炎ができることもあります。

ローレルの精油はいずれの原因でできた口内炎にも役に立ちます。
というのは、ローレルには傷付いた粘膜の炎症を治し、歯石を除去してくれる効果があります。

使い方としてはブレンドしたオイルを、できた腫瘍に直接塗布します。

第5回で述べたように、もともとローレルは鎮痛作用に多く使う精油ですので、塗布することで痛みを和らげるはたらきがあります。
また、精油全体の作用として殺菌・抗菌作用があるため、傷口を早く回復させてくれます。
さらに、歯のホワイトニングにも効果が期待できるといわれています。

以前もお話しましたが、精油は分子量が小さく親油性ですので、体に塗布すると表皮を通過し真皮に入り、真皮の中の毛細血管に入り全身にも行き渡ります。
口腔内の粘膜吸収ですと、なおさら早く吸収されます。


歯科分野でのブレンド




今回のブレンドには、瘢痕形成作用のあるラベンダースピカをブレンドしています。

ラベンダー類はもともと抗炎症作用があり傷を治す精油ですが、その中でもラベンダースピカはケトン類で瘢痕形成作用に優れた精油です。そして麻酔作用もあります。

さらに、歯科でおなじみのクローブもブレンドしています。
クローブは精油の中でも非常に抗菌に優れたフェノール類のオイゲノールを含んでいるため、抗菌だけでなく、抗真菌・抗ウイルス作用があり、局所的に非常に強い麻酔作用がある精油です。

今回はこの3つの精油をブレンドし、すべての口内炎に効果的な万能薬のレシピを紹介いたしました。

是非クリニックでもお試し下さい。





著者



歯科に役立つヨーロッパでのメディカルアロマ