2018.10.09

歯科衛生士は社会的価値の高い大切な職業であり、この社会になくてはならない存在です。

d.Styleでは、今まさに臨床の現場ではたらいている方々にスポットライトを当て、等身大の歯科衛生士ライフを語っていただきました。

このインタビューが、歯科業界で輝くきっかけになれば嬉しいです。

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今回は、歯科衛生士歴16年目の千葉絵里子さんにお話を伺いました。

衛生士学校を卒業後、出身地の岩手県で働かれていた千葉さん。卒後入社した医院は、とても予防歯科に力を入れているところでした。

そこで、予防歯科の素晴らしさを知った千葉さんは、このことをもっと広めていきたいという思いを抱いて上京。現在は東京都港区の医療法人社団 麻布東京デンタルクリニックで働いています。



上京のきっかけ

当時、予防型のクリニックはまだ少なかったので、メンテナンスを通じて、“かめるようになった!”と言っていただけるのがすごく嬉しくて、口腔の健康が人の幸せを大きく左右していることに気づいたんです。

その時に、もっとこのことを広めて行きたい、もっと知識を深めて貢献したいと思ったことがきっかけです。やっぱり、東京の方が発信力があると思ったので。


上京する前と、してからで変化したこと

予防の知識を広めたいと思う対象が、歯科衛生士から一般の方に。

きっかけは自分自身が病気をしたことです。食が変わり、症状が改善されてきたことで、栄養学に興味を持ちはじめました。今でも継続して学んでいます。

これまでは、歯科衛生士の意識を高めたい、と思っていたのですが、そもそも患者さんにクリニックに来てもらえないと医療情報を与えられない。
食べることを通じて、歯の健康にも興味をもってもらい、クリニックに来たいと思う方を増やしていく必要があると思うようになったんです。

そのことが、様々な機会をいただける“きっかけ”になりました。



様々な“きっかけ”とは?

栄養学を学ぶため、異業種交流会や歯科以外のセミナーに積極的に参加するようになったことです。感性が高まりますし、視野や思考範囲が広がりました。

自分が学び、歯科衛生士や一般の方に医療情報を提供していくことで、その方の役立つものになるというのはとても嬉しく感じます。

興味を持ち続けると、思いがけないご縁をいただけるんです。
そこで出会った仲間がいつも私を助け、応援してくれます。本当に感謝しかありません。

仕事をする上でこだわっていること

自分の変化に気づける患者さんを増やして、デンタルセルフドクターを養成することです。

あたり前をあたり前とせず、常に感謝すること。
患者さんにいかに安心できる空間を提供できるか。

常に細やかな配慮を、スタッフ全員心がけていると思います。

オススメの器具

ルシェロアンワックスフロス。ワックスが入ってないので、綺麗になるとキュッキュッといった音がします。

そのため、綺麗に磨けているということが患者さんにも伝わるのでおすすめです。


ふわふわのフロスでしっかり磨くことができるといいます


それと、モリタのハンディジェットです。アミノ酸のパウダーで、プラークも着色汚れも、ブラシを使わずにこれ一本でメンテナンスができてしまうのでおすすめです。


普段、一番使われている器具とのこと


働く中でうれしかったこと

白血病の患者さんに、千葉さんに会うと元気になるとおっしゃっていただいたことです。



–アタッチメント食育インストラクターの資格をお持ちの千葉さん。

今取り組んでいること

一般の方向けに口の健康セミナーを開催しています。

歯を白くすることだけに興味をもつのではなく、口の健康とはどういうことか、食×Dental、幸せに愛されるオーラルケアをコンセプトにしています。


多くの人が興味を持つ“食”を切り口とした、口の健康セミナーの様子


最近のおすすめの食べもの

ココナッツオイルはおすすめです。

熱を通しても酸化しないので、炒め物などなんでも入れて食べています。

肌もツルツル、しっとりしますし、保湿クリームがいらなくなりました。歯周病予防のためにオイルプルとしても使用できますよ。


地方で頑張る歯科衛生士さんへメッセージを!

歯科衛生士の仕事にハマってほしい、クセになってほしいです。

歯科衛生士の仕事は、もともと好きではじめたわけではなくて、3年経ったら辞めよう、くらいに思っていました。

でも、専任歯科衛生士として患者さんを担当させていただけるようになったら、責任感や使命感が芽生えてきて、“この患者さんを守れるのは自分しかいない”といった感覚になってくるんです。

そうすると、このままじゃいけない。もっと技術や知識を身につけなければと、自ら行動するようになりました。それって、歯科衛生士の仕事にハマってるってことだと思うんです。

“きっかけ”をキャッチして、どんどん歯科衛生士の仕事に、のめり込んでほしいなと思います。