2018.07.30

テレビや広告などで、医療事務の資格を取ろう!というようなCMをよく見かけますよね。

医療事務といえば、手に職をつけたい人が選ぶ、有名な資格の一つといえるのではないでしょうか。

一方、歯科業界には歯科助手という職種があります。
この2つの職種の具体的な違いはご存じですか?

今回は、歯科助手と医療事務の違いについて書いていきたいと思います。
ご自身がどんな仕事や経験をしたいかによって、どちらを選ぶか明確になるかも!?



[目次]


1.歯科助手と医療事務の業務内容
2.業務の決定的な違い
3.キャリアステップの違い
4.さいごに


1.歯科助手と医療事務の業務内容

歯科助手

歯科助手の主な仕事は、以下の通りです。

 ① 受付業務
 ② 診療補助
 ③ 患者対応

小さなクリニックだと3つともすべて行うことが多いです。大きなクリニックでは受付やカウンセリングの専任がいて、歯科助手は診療補助のみ行うこともあります。

また最近では、上記以外にトリートメントコーディネーターなどとして、患者さんの治療のサポートを行ったり、院長先生の補佐役として活躍されている歯科助手さんもいます。

※より詳しく知りたい方はこちらもご覧くださいね。


医療事務

医療事務スタッフの主な仕事は、病院や医科クリニック(一般診療所)での医療費の計算と患者様への応対です。

小さなクリニックや病院だと診療している科目だけの対応となりますが、大きな病院だと複数の科目にわたっての患者様応対と医療費計算が必要になります。

歯科助手と医療事務の比較(平成29年1月末 医療施設動態調査より抜粋し、d.Styleにて編集)


2.歯科助手と医療事務業務の決定的な違い

いちばんの違いは診療補助に入るか、入らないかです。

歯科助手

歯科助手は診療補助に入ります。
具体的には、治療器具の準備、歯科医師のアシスタント、患者さんとのコミュニケーション(受付業務とは別)などです。

クリニックによっては、それに加えて受付業務やレセプト業務も、歯科助手の仕事としているところもあります。
仕事選びの時には、診療補助に加えて何をどこまでやる可能性があるのかを確認すると良いでしょう。


医療事務

業務範囲が受付とレセプト作成業務に絞られますが、歯科クリニックよりも、医科クリニックの方が組織規模に幅があるのが特徴です。
仕事選びの際には、病院の規模や診療科目で考えてみるとよいでしょう。




3.歯科助手と医療事務のキャリアステップの違い

ここも、診療補助に入るか入らないかで変わってきます。

歯科助手

診療補助に入りますので、治療の場にいることが多くなります(もちろん歯科助手が患者さんの口腔内に触れることはありません)。

そうするとそこから歯科衛生士を目指す方が一定数いて、歯科業界としてもその流れに対してポジティブでいます。


医療事務

大きい組織に属している場合は、その中でリーダーや管理職を目指すのは一つの方法でしょう。
また診療情報管理士医療コンシェルジュなどを取得して、業務の幅を広げるのも一つ。対応できる科目を増やしていくことも、業務幅を広げることに繋ります。


4.さいごに

いかがでしたか。歯科助手と医療事務は、診療補助に入るかどうかが大きな違いでした。

どちらも尊い仕事ですが、より患者さんや医療そのものに関わりたいのであれば歯科助手を選んでみるのもよいのではと、d.Style編集部では考えています。

さいごに、歯科業界から歯科助手という仕事に対して求められているコメントを引用させていただきたいと思います。
診療中は、治療内容やその時の必要に応じていろいろな器械を使いわけますが…到底歯科医師一人でやっていけません。こういうとき、この歯科医師の仕事に協力し,その仕事の進め方に合わせてサポートしていく人が必要であり…歯科助手はその中でもっとも一般的なものです。(日本歯科医師会より)
歯科医師、衛生士、技工士は患者さんの口腔内と向き合う仕事ですが、歯科助手は患者さんの心や、患者さんそのものと向き合います。
そのため、人とのコミュニケーション能力が非常に求められてくるのです。(一般社団法人日本歯科プロアシスタント協会より)

姉妹サイトWHITE CROSSでは、初めて歯科業界ではたらく方や、復職したばかりで歯科助手の仕事に不安がある方などのために、習熟度をはかる簡単なテストを用意しています。

まずはそこから少しずつ始めてみてもよいかもしれません。