2018.08.28

日本の歯科業界にはたくさんの資格制度が存在し、その代表格が歯科医師免許・歯科衛生士免許・歯科技工士免許です。

これらの資格は『国家資格』といって、国で認められている認定制度です。
しかしその他にも『協会認定資格』『学会認定資格』など、自身のスキルアップのための資格がたくさん制定されています。

今回はたくさんある資格のうち、特に歯科衛生士さん・歯科助手さん向けの資格『滅菌技師(士)』について、徹底解説しますよ!


[目次]

1.滅菌技師(士)とは?
2.滅菌技師(士)の業務
3.資格取得に求められること
4.資格のとりかた
5.滅菌技師(士)さんの働き方(coming soon)


1.滅菌技師(士)とは?

日本医療機器学会が認定している制度で、滅菌供給業務の正しい知識と技術を持った人にあたえられる資格です。

第1種滅菌技師と第2種滅菌技士の2つがあります。

滅菌供給業務は病棟、外来など医療施設の臨床現場でかかせないものでありながら、これまでは特別な資格を持たない医療職員の経験によって行われてきました。

そこで、以前から滅菌供給業務を検討してきた日本医療機器学会が、滅菌供給業務のリスク管理のさらなる向上を目指して導入したのがこの制度です。


2.滅菌技士の業務

滅菌技師(士)は共通して、日本医療機器学会が作成した“医療現場における滅菌保証のガイドライン”の内容を理解し、これにもとづいた滅菌供給業務を行います。
(2015年版はこちら

また、第1種滅菌技師はさらに、安全性の確保・滅菌器の管理・滅菌業務の指導を他の職員に行うことができます。

滅菌技士の業務


3.資格取得に求められること

近年、器具の使い回しなどが取りざたされ、歯科医院の滅菌対策について、患者さんから厳しく見られるようになっています。

滅菌技師(士)が在籍している医院は、しっかりと滅菌対策を行なっている証拠。患者さんに対しても、よいPRになります。
これからの歯科界では、就職に有利な資格の一つといえます。


4.資格のとりかた

第2種滅菌技士

まず第2種滅菌技士の資格を取得するためには、日本医療機器学会の正会員であることと、滅菌供給に関わる業務に通算3年以上携わっていることが必要です。

そのうえで、日本医療機器学会が定期的に開催している第2種滅菌技士認定講習会を受講し、講習の最後に行われる筆記試験に合格する必要があります。

認定方法の詳細はこちら
講習会のスケジュールはこちら

費用は、申請料が10,000円、認定料が20,000円。
また、4年に1度更新が必要で、認定更新料は20,000円。(2018年6月現在)

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第1種滅菌技師

第1種滅菌技師を取得するには、第2種滅菌技士を取得したうえで、第1種滅菌技師認定学科講習および実技講習を修了することが求められます。

講習会の日程はこちら

資格取得講習料は学科講習料・実技講習料それぞれ30,000円。(2018年6月現在)
更新手続きは、第2種滅菌技士認定資格を更新していれば、必要ありません。


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いかがでしたか?
日々の診療のスキルアップとして、自信にもつながる資格なのではないでしょうか?
まずはセミナーや講習会を受けたり、受講生の声を直に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
応援しています!


この記事を書いた人
d.Style編集部

d.Styleは国内最大級の歯科医療従事者向け情報サイト『WHITE CROSS』の姉妹ブランドとしてスタート。メンバーは歯科医師・大手人材会社・歯科関連企業出身者で構成されており、“歯科と人材ビジネス”両方のプロフェッショナルが、転職にまつわる情報や、歯科業界ではたらく上で役立つ情報を発信していく。