2035.02.07

どの組織でも必要であるにも関わらず属人的な側面を持つ採用業務について、解説と深掘りをしてまいります。

少しでもお役に立てますと幸いです。

先日から第2章「採用目標設定」をお送りしています。
前章の「採用とは」と合わせて採用活動序盤のコラムが続きますが、何事も準備や基礎が肝要です。お付き合い願えますと幸いです。

前回に続き、選考基準について考えていきます。
今回は、求める人材像(採用基準・採用ターゲット)を明確にするための採用条件について見ていきましょう。

採用条件には2つあります。① 絶対条件と、② 歓迎条件です。

①絶対条件

Mustな条件。

これを満たさなければ、求人を出す意味が無いと思えるような条件のこと。
今回の募集における、貴院で働くための最低条件と言えます。

歯科医院での採用の場合、資格や勤務経験などのスペック面が該当するケースが多いですね。

② 歓迎条件

満たしていたらより良い条件。

他の候補者との比較で迷った時、歓迎条件を多く満たしている方に軍配が上がります。
マッチ度や定着確率を上げるための条件と言えるでしょう。

歯科医院での採用の場合、性格やキャラクターなどのタイプ面がよく該当するのではないでしょうか。

※d.Styleの医院トピック機能が効果を発揮するのは、主にこちらになります。

注意ポイント

1.条件の根拠が曖昧

例えば「歯科衛生士経験2年」という条件があったときに、「2年」の根拠が曖昧であることがあります。
この場合、覚えの早い1年半の衛生士さんは応募をしません。

「一人で〇〇以上のことができる方」
などの補足を入れ、具体的に条件にしている理由を伝えるようにしましょう。

2.歓迎条件が書かれていない

応募が減ってしまうので、あまり条件を多く書きすぎないようにしている。

そうおっしゃる医院様もおられます。
しかし、貴院の価値観や考え方に沿わない方は、絶対に長く続きません。

例えばひとえに「コミュニケーション能力がある方」と言っても、

・患者様に対して優しく接することができる方
・様々な状況の患者様に、柔軟に対応できる方
・他職種や幅広い年代のスタッフと仲良くできる方

など伝え方を変えることができます。

今現職で頑張っているメンバーをイメージし、どういった方が長く続けられるか言語化し、記入するようにしましょう。


医科の人材マーケットを長く経験させていただいた立場からしますと、歯科医院(医療機関)の採用は、歓迎条件がとても大切です。

待遇面は丁寧に書いていればどこで出しても大差ありませんし、必須条件は資格の所持であることが多いからです。

となると差別化ポイントは、やりがいや環境(雰囲気や人間関係、合うかどうか)になることが多くなるからです。

これを機に、是非一度貴院の募集条件を見直してみてください。



採用ノウハウコラム 第1章

採用ノウハウコラム 第2章
採用ノウハウコラム 第4章