2018.11.26

こんにちは。株式会社Tomorrow Link の濱田智恵子です。
歯科衛生士として臨床の現場に立つ傍で、歯科衛生士さんやスタッフさん向けの人材育成をしています。

このコラムでは、歯科衛生士に必要な 臨床力 と マネージメント力 のについてお話ししていきます。
リーダーを目指す歯科衛生士や、事務長を目指している方、もちろん経営者である院長先生も、是非ご覧ください。

歯科衛生士の求人倍率が上がり、人材不足の問題は長く続いています。

その中で、歯科衛生士としてどのように歯科業界にかかわればいいのか?を模索しながら28年間を過ごしてきました。


イメージ_歯科衛生士


現在、「かかりつけ歯科医強化型歯科診療所」や今回の保険改正で「口腔機能管理」がでてきたように、う蝕や歯周病の処置だけなく、様々な場面において期待されています。

歯科衛生士のやくわりは、歯科医院にとどまらず、歯科業界でも中核を担うポジションとなってきているのです。


歯科衛生士に求められるポイント

歯科衛生士のみなさんに求められていることは、歯周治療やカリエス予防は当然ですが、 臨床力 と マネージメント力 だと考えます。

“全身の健康のために” 歯科衛生士としてサポートすることができるプレーヤーとしての 臨床力 と、対患者さんだけでなく、歯科医院での経営や運営を考えられる マネージメント力 

もし、歯科衛生士には 臨床力 と マネージメント力 のどちらが必要ですか?という質問があれば「両方必要でしょ」となるでしょう。たしかにその通りなのです。

しかし、私が臨床スキルアップ研修や臨床現場のコンサルティングを行っていて感じるのは、すべての方がどちらも比例して成長するわけではないということです。

イメージ_歯科衛生士


キャリアアップを考えたとき、 臨床力 を伸ばしたい、もしくは伸ばすことが重要だと知りつつも、最終目標が高すぎてモチベーションが上がらない…などといった理由で、そこまでたどり着けないという方をよく見かけます。

プレーヤーとして3年目は3年目らしく、5年目は5年目らしく、という風潮は医院にありながら、「らしくってなに?」と疑問にも思います。

“らしく”というのが、歯科医院として目標設定していることであれば、経験数を重ねれば誰でもその目標に到達できるのか?と言ったら、達成できない方も当然出てきます。

イメージ_経験の積み重ね


 マネージメント力 の1つである「後輩育成」ですが、「先輩なんだから、うまく育ててよ!」と院長から指示をされたけれども、後輩がうまく育たない…というケースがあります。

人を育てるために必要なマネージメントスキルを持っていないのに、「教える」ということだけをしていると、新人研修レベルまでは到達できますが、そこからの育成は厳しいと考えています。

もちろん後輩育成は、今後の歯科業界にとっても必須です。
私が常に意識しているのは、これからは「歯科衛生士の成長」=「 臨床力 と マネージメント力 」はある程度のバランスを保ち成長させないといけない、ということです。

次回は、 臨床力 と マネージメント力 のバランスについてお話しいたします。


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