2018.04.14

米国のワシントン大学で、歯のエナメル質を再構築する作用を持ち、虫歯の治療にも使用できる新しい歯科製品の開発が行われています。

アメロゲニンは、歯のエナメル質に存在する大切なタンパク質です。アメロゲニン由来のペプチドという材料と人の体が本来持つ再石灰化作用により、歯の再石灰化に必要なカルシウムやリン酸イオンを効率的に歯の表面にくっつけることができると言います。


出典: UW News_Peptide-based biogenic dental product may cure cavities

出典: UW News_Peptide-based biogenic dental product may cure cavities


1回の使用で、10〜50μmの新しいエナメル質の層を歯の表面に生みだすことができるといいます。

発展次第では、これまでの歯科治療に取って削らなくて良い歯科治療方法として、あるいは日常生活においても歯磨きペーストなどの内容物として使用できるようになるといいます。


ナノテクノロジーと聞くと、一瞬遠い世界の難しい話のように感じられますが、歯科医療においては実はすごく身近なものなのかもしれません。

そう思うと、歯科医療っていろいろ楽しい世界です。


出典: The University of Washington_Peptide-based biogenic dental product may cure cavities



この記事を書いた人
WHITE CROSS編集部

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