インタビュー

今週の朝礼に使える小ネタ集 第13回

2019.02.07

スタッフの多くが集まる朝礼やミーティングって、とても大切ですよね。

d.Styleでは、組織教育や文化形成に朝礼に役立ちそうな小ネタを収集して、解説したものをお届けします。
日々の診療のちょっとしたアクセントとして、有効活用いただけると嬉しいです。


【医科・歯科界】「歯科衛生士学生対象【給付型】クオキャリア奨学金」2019年度奨学生の募集スタート!求人倍率20倍の有望職「歯科衛生士」資格取得を目指す学生を支援

一般社団法人クオキャリア ・ビューが歯科衛生士学生を支援する給付型奨学金制度「クオキャリア奨学金」の2019年度奨学生募集を開始したという記事です。
資金調達のため、クラウドファウンディングを活用されたことも書かれています。



この記事のポイント

経済的な理由により修学継続に困難を抱える歯科衛生士学生を支援する

とても素晴らしい試みですよね!

日本は今後10年で人的資源(つまり労働者)が著しく減少していきます。
業界内での人材の奪い合いではなく、産業内での奪い合い、もっと言うと国全体で人材をどう確保するか、という問題になってくるかもしれません。

そういった中で、歯科業界に興味がある若者を経済的に支援することは、とても価値があると思います。

歯科医院同士、また歯科関連企業同士は、時にライバルでもありますが、業界全体で見ると同志と言えるのではないでしょうか。

皆で業界全体を盛り上げていきたいですね!


【ビジネス界】「朝食100円食堂」を赤字でもやる理由。不動産屋は“エンタメ業”と語る社長に聞いてみた

1,600件ある管理物件を持つ、地方の老舗不動産屋の代表 池田さんへのインタビュー記事です。

時代の流れとともに下がってしまった入居率を回復させるため、入居者限定の「朝食100円食堂」を立ち上げた池田さん。今では食堂の存在が動機で入居する人が増え、入居率を98.5%まで引き上げたという話です。
 

この記事のポイント

既にあるアイデアの重ね方次第で、イノベーションは生まれるということ。今回は不動産業×飲食業のかけ算での成功例でした。

どちらも歴史がある古い業界で、その業界内での「典型的な成功例」や「セオリー」があります。しかしその組み合わせ次第で、まだまだイノベーションが生まれるということを、この事例では示してくれています。

今回のイノベーションが生まれた理由の一つは、「自分たちの課題に向き合う」ということだとこちらの社長はおっしゃっています。

今回課題として挙げられたことは、

1.住人の食生活に対する課題意識
2扱っている不動産の認知不足
3物件が古くなってきた

です。それぞれの組織課題を抽出すること、そして向き合うことはとても大切ですよね。

また、「事業の本質を考える」ということも理由のひとつとされています。

「不動産=家を貸し借り、売買する仕事」ではなく、「そこに住む人の暮らしをより楽しくすることに携われる、稀有な職業」と考えているそうです。

単に貸し借りする仕事と捉えていたならば、単純な値下げや有料広告などでその場をしのいでいたのかもしれませんね。この「自分たちの課題に向き合う」「事業の本質を考える」という部分を深く検討した結果、食堂をやろうという考えに至ったとのこと。

貴院の成果向上に少しでも役立てば嬉しいです。(私も自社や歯科業界全体について思考する良い機会になりました)

いかがでしたか?来週もお楽しみに!


今週の朝礼に使える小ネタ集

第8回 関「投手」ダメなら「歯科技工士」!? 現中日1軍マネジャーが“異色”の登板 ほか
第9回 LINE、オンライン医療事業に参入--エムスリーと新会社「LINEヘルスケア」設立 ほか
第10回 シンガポールの歯科業界を改革するスタートアップたち ほか
第11回 東京医科歯科大、医療ビッグデータ解析の教育に学部設置を検討 ほか
第12回 口腔ケアの実施が「病院経営」を好転させた!? 歯と誤嚥性肺炎の意外な関係 ほか
第13回「歯科衛生士学生対象【給付型】クオキャリア奨学金」2019年度奨学生の募集スタート!求人倍率20倍の有望職「歯科衛生士」資格取得を目指す学生を支援 ほか