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【採用ノウハウコラム3-4 採用方法の設定】人材会社との上手な付き合い方〜求人媒体編〜

2018.03.05

どの組織でも必要であるにも関わらず属人的な側面を持つ採用業務について、解説と深掘りをしてまいります。

第3章は「採用方法の設定」です。
1章、2章と概念的な話が多かったですが、いよいよ方法論に入ってまいります。お付き合いいただけますと、幸いです。

前3回、主要な採用方法に関してのノウハウをお伝えしてまいりました。
ここから少し深掘って、個別の採用手法の解説に入ってまいります。

初回は求人媒体について深めていくことで、業者との付き合い方を適切なものにしていきましょう。


1.求人媒体をさらに分けると…

 ● 無料か有料か

まず無料の媒体というと、ハローワークです。

ハローワークは各都道府県の労働局が管理している公共職業安定所です。公的な機関ですから、誰でも載せれて誰でも見れます。

ハローワーク以外は事業会社が行なっており、ほとんどが有料と考えて良いでしょう。


 ● webか紙か

有料媒体は、web媒体か紙媒体かに分けられます。
web媒体は求人サイト、紙媒体はフリーペーパーや新聞、雑誌、チラシなどが当てはまります。


2.web媒体=求人サイトの課金方法は3種類ある


※人材総合サービス大手パーソナリキャリア(DODA)の調査より抜粋

DODAのメイン顧客は20~30代のため、若い求職者は求人サイトを使うということが見て取れます。


 ● 求人サイトには3種類の課金パターン

掲載課金(前課金)
求人をサイトに掲載した時に、費用が発生します。そのぶん何人応募があっても、何人採用しても、料金に変更はありません。

閲覧課金(後課金)、採用課金(後課金)
こちらは求人サイトへの求人広告の掲載料が抑えられています。掲載が割安、あるいは無料で掲載できるなど料金設定はサービス内容によって異なります。

一方で、応募者がサイトを見た時点、もしくは採用(入社)時点で料金が発生する仕組みです。
後からの課金であり、一般的には掲載課金より割高になる傾向があります。閲覧数や採用数が増えると料金も高くなるため、従量型課金とも呼ばれます。


※d.Style編集部作成


3.どう使い分ければ良い?

d.Style編集部としては、
もちろん採用手法にもメリットとデメリットがあり、最も大切なのは自院の採用ターゲットを明確にすること(2章を参照)と考えています。ここが変わることはありません。

その上で押さえておくべきことは以下であると考えます。


※d.Style編集部作成

いかがでしたか?
次回は人材紹介業についての解説です。



採用ノウハウコラム 第1章

採用ノウハウコラム 第2章
採用ノウハウコラム 第4章

この記事を書いた人
永畑 雄太 | WHITE CROSS株式会社 人材事業部 主任

大手人材会社2社でキャリアアドバイザーとして7年半務める。今まで3000名以上のカウンセリングと350名以上の支援をしており、医療系と営業帯域の担当経験を持つ。自身も複数回転職をし、納得も後悔もしているため、一人でも良いキャリアを築いて躍動してほしい想いが人一倍強い。