現役歯科衛生士のセミナーレポート 第11回〜そうだ、セミナーに行こう。〜

はじめまして、歯科衛生士の福田有花と申します。

歯科医療従事者向けのセミナーは、数多くあります。

この記事では、これまで実際に参加したセミナーの中から、「とても勉強になった!」と思った内容を、歯科衛生士の目線でご紹介していきます。

どんなセミナーがあるのか?どんなきっかけで受講したのか?またその内容は?などといった疑問を解消し、セミナーに足を運ぶきっかけになれば嬉しいです。

今回は、ライオン歯科材株式会社が主催する、Lサポ(予防歯科実践サポート)の無料セミナーをご紹介します。

現役歯科衛生士のセミナーレポート 第11回〜そうだ、セミナーに行こう。〜 当日のノート
当日のノート

『Lサポ』とは、予防歯科実践をサポートする医院登録制のプログラムで、歯科医院が無料登録をすることで、さまざまな予防歯科の情報をチェックできたり、無料セミナーを受けることができます。
(参照:Lサポ-ライオン歯科材株式会社

日々の臨床で「TBIはこれであっているのか?」「歯ブラシの選択はこれであっているのか?」「患者様への説明が上手くできない」と悩んでいる衛生士歴1〜4年目の後輩スタッフ達と参加してきました。

セミナーで配布されたサンプルとカタログ
セミナーで配布されたサンプルとカタログ

このセミナーでは、「患者さんがやる気になる伝え方」をテーマに、フリーランス歯科衛生士の横山朱夏先生が分かりやすく、患者様のやる気を引き出す口腔衛生指導をレクチャーしてくださいました。

どう説明したら患者様に分かりやすく伝えることができ、かつ協力的になっていただけるかを解説いただき、なるほど〜と腑に落ちることばかりでした。

また、患者教育においては言葉だけではなくビジュアルを組み合わせることで、患者様にとってより納得度と理解度が増すということを体感できました。

言葉とビジュアルを組み合わせた説明(acworksさんによる写真ACからの写真)

セミナー後半はグループワークを行い、ある症例を題材に、こういうケースの患者様にはどのような歯ブラシを処方してどのように指導していくかといったケアプランを考えていきました。

実際の臨床では、ここまで具体的なケアプランを考えたことはなかったので頭を使いましたし、他の衛生士さん達と意見交換できたことで、自分のアプローチの引き出しが広がったと思います。

セミナーを通して、患者様へのアプローチは正解がひとつではないため、もっともっと患者様への引き出しを増やしていきたいと感じました。

翌日の臨床では、後輩スタッフ達も説明の仕方を変えていたり、今まで以上に患者様へのアプローチ方法を考えるようになっていたので、一緒に参加して良かったと思います。

Lサポのセミナーは全国各地で無料開催されているようなので、特にセミナー参加が初めての方や若手の衛生士さん、口腔衛生指導に悩みを持っている方にオススメです。

Lサポ無料セミナーおすすめ度

初心者向け ☆☆☆☆☆
実践度 ☆☆☆☆☆
サンプルGET  ☆☆☆☆☆

現役歯科衛生士のセミナーレポート〜そうだ、セミナーに行こう。〜

第1回 MPC 歯科衛生士コース コミュニケーションとセルフケア
第2回 MPC 歯科衛生士コース 対象患者別の予防歯科
第3回 MPC 歯科衛生士コース 総仕上げとプチ・プレゼン
第4回 フッ素セミナー
第5回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part1
第6回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part2
第7回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part3
第8回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part4
第9回 イエテボリ大学歯周病科研修コース Part5
第10回 顕微鏡歯科衛生士育成 ハンズオンコース
第11回 Lサポ無料セミナー