はじめまして、歯科衛生士の谷山香織です。
私は現在フリーランスとして活動させていただいております。
こちらのコーナーでは、皆さまが臨床において使用される製品の成分や特徴、効果的な使い方などをご紹介してまいります。
製品の購入をご検討される時に、そしてすでにお使いの製品におきましては、成分や使い方のご確認としてお役立ていただけると嬉しいです。
本日9月21日、CURAPROXの歯ブラシから「velvet 12460」が発売されました。
CURAPROXはカラーバリエーションが豊富で、他に類を見ない特徴のある歯ブラシですので、皆様もよくご存じのことと思います。
今回は、CURAPROX史上最高傑作といわれる、velvet 12460をご紹介いたします。
CURAPROXの歯ブラシの特徴
① 植毛数
一般的な歯ブラシの植毛数は約700〜1,000本くらいですが、CURAPROXの歯ブラシはシリーズによって1,560本、3,960本、5,460本と、一般的な歯ブラシよりもはるかに植毛数が多いです。
そして、今回発売されたvelvetの植毛数はなんと、12,460本。一般的な歯ブラシの約10倍以上のブラシが植毛されています。
イメージができますでしょうか。
これまでのシリーズよりもさらに植毛数が増えたことにより、歯面を包み込むような感じがして気持ちが良いです。
そして、毛のフィット感も増し、短時間でプラークを剥がしてくれるため、今までの歯ブラシよりも歯面のツルツル感がパワーアップしています。
その効果の実感は間違いなく、舌感により体感していただけると思います。
② 交互の配列で密毛度
一列ずつ交互になっており、列の段差の隙間がありません。そのため毛の密度が高くなり、よりプラークの除去効果が高くなっています。
③ 毛先はすべてラウンド加工
CURAPROXの毛先は丁寧にラウンド加工されていますので、歯にも歯肉にもとても優しい歯ブラシです。
④ 材質はクーレンファイバー
一般的な歯ブラシはナイロンでできています。それに対してCURAPROXの歯ブラシは、クーレンファイバーという繊維でできています。
クーレンファイバーはナイロンよりも柔らかい素材ですが、コシと弾力があります。
手で触るととても柔らかいので、「へたりやすいのでは」と思われるかもしれませんが、そのようなことはまったくありません。
また、吸水性が低いので、口腔内に入れて唾液に触れても、歯ブラシが乾いている時と同じ安定性を保つことができます。
そのため、毛先の耐久性が良いという特徴があり、歯ブラシの交換の目安は約3ヶ月となっています。
⑤ 安定性の高いグリップ
患者樣に歯ブラシの角度をお伝えしても、理解していただくことが難しいことがあります。
また、一度理解をしていただいても、日頃の癖が戻ってきてしまい、適切な角度に当てることができず、プラーク除去効果が低下してしまうこともありますよね。
CURAPROXの歯ブラシには、誰でもご自身で確認できる分かりやすい目印があります。
歯ブラシの柄を下から見ると、グリップが八角形になっており、グリップを握っただけで歯ブラシの角度が45°になるように設計されているのです。
この八角形には、グリップが持ちやすいこと。そして、動かしている時にグリップから手がずれにくいこと。それにより、歯ブラシを安定して動かすことができるという効果があります。
握り方は簡単です。
グリップに印字されている「CURAPROX」の上か下に指を置きます。その状態で歯にブラシを当てると、自然と45°の角度で歯面と歯肉に当てることができます。
CURAPROXの磨き方
歯と歯肉に半分ずつ歯ブラシを当てます。
通常の歯ブラシでの磨き方は、スクラビング法やバス法ですが、CURAPROXの歯ブラシは、クルクルと歯ブラシを動かす「改良型バス法」を用います。
CURAPROXの磨き方
CURAPROXの歯ブラシは、毛束が多いので大きい歯ブラシなのでは、と思われている方も多いかもしれません。
しかし、歯ブラシを横から見てみると、今までの歯ブラシとの高さは変わりません。
むしろ、歯ブラシの植毛数とクーレンファイバーにより、1本の歯ブラシだけで今までに体感したことがないような気持ちよさと、歯面のツルツル感を短時間で獲得することができます。
今回発売されたvelvet 12460を機に、歯にも歯肉にも優しいCURAPROXの歯ブラシをぜひお試しいただきたいと思います。
皆様が感動されること間違いなしです。
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