歯科女のたまり場 Part1.コロナ禍で変わった職場のアレコレ

新連載「歯科女(シカジョ)のたまり場」では、お題にそったエピソードを歯科で働くみなさんから募集し、寄せられたエピソードをご紹介していきます。

今回のお題はこれ!

『コロナ禍になって変わった職場のアレコレ』です。

新型コロナウイルス感染症の拡大がはじまり、はや1年が過ぎました。

歯科医院も大きな影響をうけた機関のひとつですよね。

みなさんのお勤め先では、新型コロナウイルス感染症の影響をどのように受けられたのでしょうか。

早速、読者の方々からいただいたエピソードをご紹介していきます!

新型コロナウイルス感染症

診療中の対策アレコレ

  • フェイスシールド受付のアクリル板を設置した。
  • 院内感染対策の見直しをして、より感染管理の意識が高まった!口腔外バキュームがユニット8台すべてに設置された。
  • 患者さんが入れ替わるたび、ハイターを薄めた液で清拭し、不潔域にはオペでなくてもラップを巻くようになった。
  • 消毒液をいたる所に置き、スタッフだけでなく、来院された方がどこでも手指消毒できるようになった。
  • 患者さんへの説明や指導にiPadを使うことが増えた。診療中もインカムでの伝達量が増えた。
  • 初診時の問診票が、Webになった。
  • 帽子や不織布でできた防護衣の着用が当たり前になった。
  • 患者さんをお待たせして待合室が密にならないように、時間を意識するようになった。
  • 患者さんのだ液が他へ付着しないように、デンチャーの着脱は、診療側で行うようになった。

新型コロナウイルス感染症拡大を機に、多くの歯科医院が感染対策を見直したことがわかりました。

徹底した消毒や機材の導入など、感染対策に対してより意識が高まったことが見受けられます。

そして、コロナ禍の影響により社会全体でIT化が進みましたが、歯科医院でもIT製品の導入などデジタル化が進んだように感じます!

感染対策

働き方のアレコレ

  • 昼食をとる場所がスタッフルームだけだったが、ドクタールームでとったり、自宅に帰ったりなど、バラバラになった。
  • ミーティングがZoomやLINEになった。
  • 大きな歯科医院なのでAチームとBチームに分かれ、特定のメンバーとだけ勤務するようになった。ヘルプで、他院に行くことがなくなった。

大きさの規模の違いはあるものの、歯科医院の職場環境はどうしても密になりやすいもの。

チーム制に分かれるなど、ユニークに対応されている歯科医院もあり、それぞれの歯科医院が独自の対策を行っていることが分かりました。

歯科医院

こんなコメントも…

院内感染対策は、他院より対策不足を感じます。

受付にアルコールスプレーがあり、来院時の受付による検温や申告書記入はしていますが、アクリル板やビニールシートはなく、受付もフェイスガードなし、口腔外バキュームもなしです。

また、グローブについても、歯科医師や歯科衛生士は患者さんごとに交換していますが、口腔内を触らない歯科衛生士や歯科助手は、午前と午後で1日2枚の交換のみ。

経費節減は大切ですが、通常より多少高くても、スタッフの健康のために、グローブ交換の発注を認めてくれる歯科医院に転職したいです。

グローブ、マスクの在庫切れ問題は、どこの歯科医院も頭を悩ませた出来事ではないでしょうか。

今でこそ、感染拡大がはじまった頃と比べると安定しましたが、当初は医療機関だけではなく、多くの企業による物資の買い占めも起こり、不安な日々を過ごした歯科スタッフがたくさんいたことと思います。

中にはコロナ禍を機に転職をしたという意見もあり、環境を変える要因のひとつにもなったことがわかります。

転職

もちろん、あまり変わらなかったという意見もありました。

オープンから衛生面ではすごく徹底していたので、特に変わったことはありませんでした。

特に外科手術を行うような歯科医院などは、コロナ禍以前から感染対策を徹底されているところが多いですよね。

ちなみに、こんなご回答もいただきました。

窓や扉を開けて、換気を意識するようになった。虫が入ってきたり、鳥が入ってきたり、猫がはいってきたりして大変。

虫問題はともかく、鳥や猫が入ってくる歯科医院!一体どんな歯科医院なのか気になりました。ちょっと行ってみたいです…!

最後に

さて、いかがだったでしょうか。

わたしの職場も同じ!というエピソードはありましたか?

歯科はもともと感染対策をしっかり行う医療機関ではありますが、やはり新型コロナウイルス感染症の影響で、より厳しく取り締まったり、働き方を変えたりと工夫されている歯科医院がとても多いと感じました。

“職場のアレコレ”ではないのですが、妊娠が発覚したことで、感染リスクを考慮し、歯科医院を退職したというお声もありました。

もちろん社会全体としてもそうですが、このコロナ禍で勤務する環境について改めて見直すきっかけとなるなど、人生の転機となった方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。

人生の転機

緊急事態宣言の延長。東京都も感染者数がなかなか減らない毎日です。

ですが、歯科医療機関は人々が健康に生活する上で、必要不可欠な場所です。

歯科医院が毎日診療しているおかげで、助かっている方がたくさんいらっしゃいます。

“全身の健康はお口から”だからこそです。

今後も、歯科医療業界全体で感染対策をしっかり行い、より安全な診療が行えるよう日々力を合わせて頑張っていきましょう!

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今回コメントをいただいたみなさん!ご協力、本当にありがとうございます。

これからも「歯科女のたまり場」は続いていきます。

次回のお題はコレ!

わたしの素敵な先輩エピソード

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ぜひ、みなさんからのエピソードをお待ちしております。