患者さんに伝わる!最後まで読んでもらえる院内掲示物のつくり方

ポスターをつくるように頼まれたけど、どうやってつくれば良いかわからない…

とお悩みではありませんか?

難しく思われがちな院内掲示物の作成ですが、少しのコツを意識することで、意外と簡単に作れます。

掲示物を上手に活用すると「患者さんにもっとわかりやすく治療内容を伝えたい」というようなお悩みまで解決できますよ。

どのような掲示物を作れば良いか悩んでいる方に向けて、この記事では作成方法のコツを解説します。

記事後半では、困ったときに役立つ作成テンプレートも紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

院内掲示物

院内掲示物をつくるメリット

院内掲示物に力を入れている歯科医院は多いですよね。

なくても困らないものではありますが、上手に活用すると以下のようなメリットがあります。

  • 視覚で伝えられる
  • 医院の個性を出せる
  • 伝えたい情報を届けやすい

ここからは、それぞれ詳しく解説していきます。

視覚で伝えられる

院内掲示物のメリット1つ目は、視覚で伝えられること。

掲示物には言葉だけではなく、イラストや写真を載せることが可能なので、患者さんが見たときに直感的にわかりやすくなります。

たとえば、リコールの重要性を訴えかけたい場合。

診療中の説明だと、限られた時間の中で口頭で説明するため、患者さんの記憶に残りづらいです。

しかしながら、掲示物でリコールとむし歯のできるサイクルを図解で説明すれば、定期的な検診がむし歯の予防にもつながることを患者さんの意識に残すことができます。

たとえば、作成したポスターを、小さいサイズのリーフレットにして患者さんにお渡しするのも良いですね。

このように、院内掲示物を活用することで、患者さんの意識に訴えかけることが可能です。

歯科イラスト

医院の個性を出せる

院内掲示物のメリット2つ目は、医院の個性を出せること。

各歯科医院には、それぞれの個性がありますよね。

掲示物の作成は、個性を表現することにも役立ちます。

たとえば小児歯科の場合は、手書きでかわいらしいマスコットを描いた掲示物を作ると、明るさや癒しを与えられます。

高級感を大切にしている歯科医院では、色使いやフォントに気をつけることで、インテリアのようにすることも可能です。

院内掲示物を活用して、歯科医院の個性を引き立てましょう!

伝えたい情報を届けやすい

院内掲示物のメリット3つ目は、伝えたい情報を届けやすいこと。

歯科医院への来院時、必ずある待ち時間。目のつくところに院内掲示物があると、見てもらいやすいです。

多くの人は、日常の中で歯科の知識を得ることは、なかなか少ないと思います。

だからこそ、待ち時間に目にふれることができれば、より患者さんに伝えたい情報を届けることができます。

最後まで読んでもらえる院内掲示物のつくり方

ここからは、院内掲示物のつくり方を解説していきます。

掲示物を作成する際、大きく分けると以下の工程が必要です。

  1. 目的を明確にする
  2. タイトルを作る
  3. 文章を考える
  4. レイアウトや装飾をする

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

クリエイティブ

①目的を明確にする

院内掲示物をつくる上で、いちばん大切な工程は、目的を明確にすること。

誰に、どのような内容を伝えたいかを意識して考えましょう。

掲示物の目的が定まっていない状態でつくりはじめてしまうと、「最終的に何を言いたかったんだっけ…?」となってしまうことも。

目的を明確にして、わかりやすい掲示物を作成しましょう!

②タイトルを作る

目的を明確にしたら、タイトルを考えます。

場合によっては最後に考えてもいいですが、最初に仮タイトルをつけておくと、内容がブレにくくなります。

タイトルを考える際は、キャッチーなものを意識しましょう。

患者さんが思わず見たくなるようなタイトルだと、読んでもらいやすくなりますよ。

タイトル

③文章を考える

いよいよ次は、文章を考えます。

文章が長くなりそうな場合は、全体を複数に分けて、それぞれに見出しをつけても良いでしょう。

大切なのは、歯科の知識がまったくない方でもわかるようにすること。

患者さんが読むものなので、専門用語は極力減らし、わかりやすい言葉を使うことを心がけましょう。

④レイアウトや装飾をする

文章が決まったら、レイアウトも考えましょう。

内容によってイラストや写真を挿入することで、ぐっと見やすくなりますよ。

レイアウトを考える際は、視線の動きを意識します。

目線の動きを意識した掲示物は、ストレスなく読み進めることができ、最後まで読んでもらいやすいですよ。

装飾は、他の掲示物や歯科医院のイメージを邪魔しないように意識して、文字の大きさやフォント、色使いを決めましょう。

掲示する際のポイント

せっかくできあがった院内掲示物を、たくさんの人に見てもらいたいですよね。

掲示する際は、以下を意識してみましょう。

  • フレームに入れる
  • 患者さんの目に入る場所に掲示する

それぞれ解説していきますね。

フレーム

フレームに入れる

できあがった院内掲示物は、フレームに入れるのがオススメです。

特に待合室の掲示物は患者さんが触ったり、日に焼けたりするなどして、少しずつダメージが蓄積されてしまいます。

フレームに入れて掲示することで、長くきれいな状態を保てますよ。

ボロボロになった掲示物は見た目も悪く、医院自体の清潔感が損なわれてしまうので、フレームが難しければラミネートのような補強加工をしておきましょう。

患者さんの目に入る場所に掲示する

できあがった院内掲示物は、患者さんの目に入る場所に掲示します。

待合室はもちろんのこと、診療台の前やレントゲン室も良いでしょう。

実際に患者さんの気持ちになって院内を歩き回ってみると、掲示するのに良い場所が見つかりますよ。

迷ったときはテンプレートを利用するのも!

院内掲示物をどのように作成すれば良いか迷ったときは、テンプレートを利用するのも良いでしょう。

使いやすいサイトを4つ紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ビバリーくんの素材集

株式会社モリタが運営する「ビバリーくんの素材集」では、イラストを使用したわかりやすい素材が見つかります。

歯科ならではのイラストで、使用しやすいものが多くおすすめです。

モリタ
「ビバリーくんの素材集」へ

YOSHIDA

株式会社ヨシダの運営する「ポスターダウンロード」は、イラストや写真を使用したユニークな素材がたくさんあります。

ぜひ、院内の雰囲気にあうものを見つけてみてください。

ヨシダ
YOSHIDA「ポスターダウンロード」へ

パワポン

パワポンの「医療、クリニックでつかえるチラシテンプレート」は、デザイン豊富なチラシがたくさん揃っています。

院内に貼るだけで、華やかな雰囲気になること間違いなしです。

パワポン
パワポン「医療、クリニックでつかえるチラシテンプレート」へ

お役立ちツール

WHITE CROSS株式会社が運営する「お役立ちツール」は、クリニック運営や患者さんにお渡しするためのツール、アポ帳、カレンダー、ハガキなど約200点の歯科に関係する素材が見つかります。

種類が豊富なので、必要なものが見つかりやすくおすすめです。

お役立ちツール
WHITE CROSSの「お役立ちツール」へ

院内掲示物の作り方まとめ

院内掲示物を上手に活用すれば、医院や患者さんのために役立ちます。

誰に、どのような目的があって作成するのかを、明確にして作成するのが重要です。

実際に掲示する際は、患者さん目線で掲示場所を探すと良いですよ。

困ったときはテンプレートも利用しながら、医院に合った院内掲示物を作成しましょう。