歯科衛生士の生きる道〜どんな辞め方をするかが大事〜

皆さま、こんにちは。

H.M’s COLLECTION 公認インストラクターで、歯科衛生士の玉置まゆです。

今回は、ある歯科衛生士さんの退職エピソードをご紹介します。

私がインストラクターとして関わった歯科医院でのお話です。

H.M’s COLLECTION 公認インストラクター 玉置まゆさん
H.M’s COLLECTION 公認インストラクター 玉置まゆさん

最初に代表の濵田真理子が医院理念・経営・チーム医療で歯科衛生士の定着を行い、翌年、インストラクターの福田知恵子が知識の統一に入っています。

私はそのあとに技術の向上と統一を目的にインストラクターとして入りました。

院外研修の様子
院外研修の様子

今回ご紹介するのは、長年勤務したチーフ衛生士から院長へのお手紙。

院長●●先生

長い間ありがとうございました。
何があっても私を見捨てず働かせてくださり、ありがとうございました。

スタッフのこと、臨床のこと、ケンカもたくさんしましたが、私は院長の歯科医師として患者さんに対する姿勢をいつも尊敬していました。

たまに歯科医院を辞めたいとさまようときもありましたが、そんなとき、医院で積み重ねてきた日々や院長との信頼関係が私に働き続ける元気をくれました。

ケンカができるくらい本音で話せたのは、院長が私たちスタッフを大事に思ってくれているのが伝わってきていたからです。
院長の側で働き続けて楽しかったです。
院長と言い合える、本気で向き合える関係で良かったです。

ありがとうございました。
●●歯科の益々の発展をお祈りしています。
また●●(土地)に来たときには遊びにきますね。

長い間、ありがとうございました。

●●歯科
平成 30 年 3 月 ●● ●●子

実は、チーフは院長にだけではなくスタッフ一人ひとり全員にお手紙を書いていました。
素敵ですね。

私も、いくつかの歯科医院で働いてきましたが、自分が勤務した歯科医院を去るときには常に「今までありがとうございました」と感謝の言葉を伝えてきました。

寿退職で辞める人、やむ得ずの理由で退職する人。辞める理由は様々ですが… あとに残る人のためにも入職のとき以上に丁寧に去ってくださいね。

これからの自分の歯科衛生士人生のためにも。

玉置 まゆ

H.M’s COLLECTIONについて

エイチ・エムズコレクションは、資格を持つ女性がいつまでも社会に触れることができるような場を提供するために、1994年に設立されました。

現在では企画・人材育成会社として、200名を超える正社員と登録メンバーにより、歯科・美容・介護など様々な分野で各担当者が活動しています。ご興味を持たれた方はぜひご連絡くださいね。

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歯科衛生士の生きる道

第1回 歯科医院で働き続ける覚悟を自ら持って働く
第2回 どんな辞め方をするかが大事
第3回 同業から学び続けるということの大切さ
第4回 教わる立場のうちに教育の仕組み化を考えた若いチーフ
第5回 歯科医院を信頼することの大切さ
第6回 歯科医院の歴史を知る