さぁボーナスももらったしそろそろ辞めるか!
と、一瞬でも頭をよぎったあなた。
私も毎年思っていました。そして、その後こう思うのです。
やっぱり、冬のボーナスもらってからにしよう!
そんな私は17年、現在の医院に勤務し、TCとしては9年目。通算4,000人の方にカウンセリングをさせていただき、現在も、歯科で働く寿命を更新中です!
仕事辞めたいなと思った時、もう少し頑張ろう!と、ボーナスをひとつの目標にしているスタッフさんも多いのではないでしょうか?
院長先生には申し訳ないお話なのですが、先生からのお気持ちでもあるボーナスをもらっておいて、スタッフは年に2回ほど仕事を辞めたい時期がやってくるのですよね。
車も走行距離が伸びてくると、車検のタイミングで買い替えるのか、車検を通してさらに2年乗るのか迷いますよね。それと同じように、ボーナスのタイミングが心の点検時期なのでしょうね。
院長先生は、スタッフに「ちょっとお時間よろしいですか…」と言われても、あーまたオイル交換の時期がきたか~という気持ちで、愛車をメンテナンスするように、スタッフの心もメンテナンスしてくださいね。
その分、また走行距離(歯科で働く寿命)が伸びますからね!
なぜかうまくいかないボスとの寄り添い方
さて、転職したい理由ランキング上位でもある
先生とそりが合わない。
私も長年そう思っていたうちの一人でした。
さて、みなさんには、こんな経験はありませんか?
責任をもって先生に伝達事項を伝えに行くと…
なぜ私たち女性スタッフがこんな思いをしなければならないのでしょうか。と、先生を責めたくなりますが、今日はこの二人を他人事だと思って天井から覗いてみましょう。
どうやら先生も何か思っていることがありそうですよ。
そう、ストレスはいつも、コミュニケーションの中から生まれているのです。
面白いのは、お互い思っていることは同じだということ。
でも大丈夫!
公衆衛生において、マスク・うがい・手洗いの予防策があるように、コミュニケーションも3ステップで解決しましょう!
これで解決!伝達3ステップ
1.タイミングを観察してみよう
コミュニケーションにもタイミングがあります。
特に仕事中は時間が限られていますので、伝達の緊急度と、相手の状況の緊急度合を観察してみましょう。
もしかすると“今”ではなくても良いことかもしれませんし、逆に“今”でないといけないこともあります!
KY=空気を読むとか読めないとかいいますが、空気は読みも見えもしません。
相手や周りを観察して行動できる人は、仕事においてもプライベートにおいても充実した人生を歩めるはずです。
2.ペースを合わせよう
男性は、1秒でも早く結論を知りたいのです。
女性は結果よりプロセスを大事に考える傾向があるので、ストーリーを1から順番に説明したいところですが、それは、気の合う仲間とcafeや長電話でゆっくり楽しみましょう♪
反対に、先生がスタッフの心を動かしたい時は、時間を取って、結論だけ伝えて終わらせず、ストーリーを語ってくださいね♪
3.相手が欲しい形で届けよう
みなさんは、ジャイアンのリサイタルを、1曲最後まで聞きたいと思いますか?
相手が喜ぶ形で届けることが伝わる秘訣です!
伝達は贈り物。英語でgiftは“贈り物”ですが、“才能”という意味も持ち合わせています。
伝達は才能(gift)の交換です!
最高のgift、渡しませんか?
今回お伝えした、伝達3ステップ!
患者さんやスタッフ間でのコミュニケーションに、ぜひ応用してみてくださいね!
術者の第三の手になろう
さて、次は私たちの一日を医療従事者の視座で、天井から覗いてみましょう。
Dr.は、患者さんの口腔内に合わせて瞬時に経験という名の引き出しを開け閉めしながら、ミクロの視点で一日中口腔内に集中し、ミスが許されない環境下で仕事をされています。
だからこそアシスト部門は視野を広げて、時計を見ながら、実際に引き出しを開け閉めしながら、一歩二歩先を見越して、Dr.が術野に集中しやすい環境を作ることが大切です。
これぞ、術者の第三の手です。
いつも近くに居るからこそ見えにくいですよね。
天井から覗いてみると、どんな景色が見えましたか?
1年目だからとか、17年働いているからとか、院長だからとか、スタッフだからとか、経験年数も肩書も関係ありません。
それぞれにしかできない仕事を、それぞれが担っていることに感謝と敬意を持つ。
それこそが真のプロフェッショナルではないでしょうか。
さぁ、真のプロフェッショナルであるあなたは、明日何人を笑顔にしますか?
なになに?まだ居場所が見つからない?
あなたの才能、白雪姫になって(眠って)いませんか?
次回は…
適材適所についてのお話をいたします。
歯科で働く寿命を延ばしませんか?
No.1 あなたの寿命はあと何年?
No.2 なぜかうまくいかないボスとの寄り添い方