抜歯後の治りなどが心配な場合、何日か後に様子をみる治療のことをSPといい、予後(よご)、洗浄、OBS(オブサーベション)ともいいます。
また、抜歯後に傷口を縫った場合は、傷口がふさがった後、糸をとる必要があります。これ抜糸(ばついと)といいます。
SP・抜糸は、抜歯だけでなく、フラップ手術(FOP)や歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)といった外科処置の後に行われます。
STEP7では、SP・抜糸を行う際に準備する器具や、治療の流れについて説明します。
第11章 外科治療
STEP1 注意点と切開・排膿
STEP2 抜歯の方法と器具
STEP3 P抜歯・普通抜歯
STEP4 残根抜歯
STEP5 埋伏抜歯
STEP6 歯根端切除術
STEP7 SP・抜糸
1.SPの準備と治療の流れ
基本的に、傷の治りなどをみることが目的なので、術者の指示に合わせて準備します。
① | 生理食塩水 + シリンジセット |
---|---|
② | 消毒用綿球(ヨードなど) |
③ | ガーゼ |
④ | 歯科用軟膏(なんこう) |
SPの治療については、基本的にアシスタントを必要としません。シリンジを用いて洗浄を行う際は、バキューム操作を行います。
2.抜糸の準備と治療の流れ
① | 消毒用綿球(ヨードなど) |
---|---|
② | 抜糸鋏(ばっしせん) |
③ | ガーゼ |
① 術野を消毒する(SP)
② 縫合糸を切断する
アシスタントスタッフは、切った糸をガーゼで受けとります。
***
姉妹サイト『WHITE CROSS』では、今回学んだ内容について、理解度チェックを行うことができます。ぜひご活用ください♪
第11章 外科治療
STEP1 注意点と切開・排膿
STEP2 抜歯の方法と器具
STEP3 P抜歯・普通抜歯
STEP4 残根抜歯
STEP5 埋伏抜歯
STEP6 歯根端切除術
STEP7 SP・抜糸