みなさんこんにちは、スタッフ0783相談室の中原三枝です。
歯科医院で仕事をする上で、ちょっとだけ気をつけなければならないコトをまとめてみました。「やらない方がいい」ではなく、「やってはいけない」「やっちゃうと大変」=「べからず」です。
職場は“あなた自身”を磨く大切な場所です。
あなたの仕事が評価されるために、また歯科医院のチームワークを高めるために、「べからず」を守ってください。
早速「今月のべからず」をご紹介します。
1.同じ失敗繰り返すべからず
なにごとも経験によって学ぶのが人生だといわれています。
「なにもしないよりは、なにか行動をして後悔した方がいい」なんてことも、しばしば耳にしますね。
もちろんその通りだと思うのですが、時と場合によるでしょう。職場では、目的を持って結果を出していかないと成り立ちません。
同じ失敗を繰り返すということは、患者さんにも、仲間にも、院長に対しても迷惑をかけることになるのです。「失敗」にも「程」があるのですよね。
同じ失敗を繰り返さないように反省し、さらに検証をして、丁寧に行動していきましょう。「仏の顔も三度」ですってよ。
2.「忙しい」を理由にするべからず
次から次へとすることが増えてくると、「なんで私ばかり?」「今でないとだめですか?」なんて思ってしまい、新たに仕事の依頼があると平気で「今忙しいんで」と、断る人がいます。
「忙しい」は言い訳になりません。「忙しい」のが仕事なのではないですか?
忙しいから、どうするかを考え工夫することが大事なのではないですか?前もって準備をするとか、分担するとか、期限を変更してもらう、ということもあるかもしれません。
忙しいからできないのではなく、「忙しくなりそうだから、やっておく」に変換しましょう。「忙しい」ばかり口にしている人はかっこわるいです。
3.人を見た目で判断するべからず
「人は見た目で9割決まる」という本もありました。これまでの経験のみが判断材料になっています。目に入る情報のみでの判断。それは本当に正しい判断といえるのでしょうか?
もちろん検証することができたらいいのですが、なかなかそれも難しいこと。
であれば、判断することに少し時間をかけて、判断材料を増やしてみませんか?
意外なことも出てくるかもしれません。即座に決めつけて行動すると、あとから取り返しがつかないこともあるかもしれないので要注意。
時間をかけて距離を縮めて、信頼関係を構築していきましょう。
ワンポイントレッスン
「苦手意識」?
患者さんによって「苦手意識」を持ってしまい、なかなかコミュニュケーションが取りづらいという人、いませんか?
- 無口でなにも反応がない人には話しかけづらい
- 中年の男性には、なんの話をしていいのかわからない
- 質問しても無愛想で少し怖い人には何も言えない
これらは歯科衛生士さんの研修で、時折耳にします。患者さんに平等に声かけをすることは、経験の少ない若い女性にとっては難しいことのようですね。
どうやら「怖い」という感情があるようです。
ではなぜ怖いという感情が生まれるのか?昔の思い出があるのでしょうか?経験によって、無意識に「怖い人」に分類されるのでしょうね。
一度無視された、無愛想、何を考えているのかわからない。イコール、苦手。
自分にとって優しく反応してくれない人には、誰もが「苦手な感じ」になるのは無理もないことかもしれません。
ですが、苦手意識があると、身体がこわばってしまい、ことばもうまく出ないことでしょう。当然、それ以上信頼関係を構築するのは難しくなりますよね。
では、患者さんの立場になってみましょうか?
そんな「苦手」な患者さんは、なにを考えて歯科医院にきて、ユニットに座っているの?
あなたに何を求めているのでしょうか?あなたがなにをどうすれば、お互いにとっていい関係といえるのでしょうか?
仲良くなることだけが目的ではありません。まずは、怖い、好きでない、わからない。という感情を自分自身で整理してください。
苦手、だからどうする?です。
もっと相手に興味を持って、もっと知ろうと思ってみませんか?相手を知ることによって、本来の「治療」という目的が達成されるのではありませんか?
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