院内ルールの作り方を学ぶワークショップが開催

11月23日、弊社オフィスにて、「医院オリジナルルール作り How to セミナー」が開催されました。

講師はdStyleの人気シリーズ「院内ルールを考えよう!」でおなじみの中原三枝先生。

「院内ルールを考えよう!」記事はこちら

朝礼編
身だしなみ編
お昼休みの過ごし方編

1984年にミスワールド日本代表として世界大会に出場。国際文化協会に所属し、国際親善活動を続けるかたわら、人を助けることができる歯科医療の現場に感銘を受けた中原先生。

今回のワークショップでは、20年間、結婚しても戻ってこられるような医院づくりやスタッフ育成に携わっている中原先生に、働きやすい環境を実現するためのルールの作り方を伝授していただきました。

当日の様子をレポートします♪

中原三枝先生
中原三枝先生

まずは自己紹介!おたがいを知るための大事なステップ

今回のワークショップには、TCとして活躍する歯科助手の方や、歯科医院を経営する院長、これから分院長を任される予定の勤務医の先生など、さまざまな経歴をもつ方が参加。

さまざまな環境で暮らしてきたメンバーが“共通の認識”を持ち、相手を受け入れるために重要となる自己紹介。普段の臨床現場でも、患者さんに話を聞いてもらうために必要なことだといいます。

円滑なワークショップを行う前準備として、参加者一人ひとりが自分の働く環境やポジションについて発表しました。

ルールを上手く活用するポイントを解説!

午前中はルールブックを作るために理解すべきポイントについて解説。

ルールを作ったとしても、実際に運用していくには院内のメンバーの協力が必要不可欠という中原先生。メンバーに理解してもらうには、“共感”してくれる人を増やすことが重要といいます。

ともに働く人の中には、思うように仕事をしてくれない方も少なからずいます。中原先生は、「なんでやってくれないの?」と思った時は、まずはその人ができない理由や背景を知る努力が必要だといいます。

つづいて、“情報の共有”を徹底することが重要という中原先生。「〇〇さんに伝えたけれど、休憩中の▲▲さんには伝わっていなかった」「院長の気まぐれで指示が変わる」など、歯科医院でありがちな問題シチュエーションをあげ、改善すべきポイントを説明しました。

ゴールを明確にするための「組織」について解説
ゴールを明確にするための「組織」について解説

ワークショップ「医院オリジナルのルールを作ろう」

午後は、3時間たっぷりワークショップ!

ひとつの歯科医院を想定し、「身だしなみ」や「勤怠」、「新人教育」など、ルールが必要となる項目ごとにディスカッションをしてルールを作っていきます。

その後、できあがったルールに対して、中原先生が改善ポイントをあげ、次のルールづくりに挑戦するという方法で、ルールをつくる練習を繰り返し行いました。

ワークショップの様子
ワークショップの様子

セミナーを終えて

事後アンケートの一部を抜粋してご紹介します。

20代・歯科助手
他のスタッフに対して「なんでわかってくれない?」とばかり思っていましたが、まずは相手を知る努力をして、どうやったらできるかを一緒に考えてみようと思います。(20代・歯科助手)
30代・歯科医師
最近のミーティングは間延びしている感じがある。今日学んだことを提案していこうと思います。
30代・歯科助手
医院のルールをみんなで意見を出し合い、みんなで守れるルールを考えていきたいと思います。
30代・歯科助手
なにか問題が起こった時は、ルールを作れるチャンスができたと思い、前向きに問題を解決していきたいです。(30代・歯科助手)
40代・歯科医師
情報の共有や報告の大切さ、指示の重要性を改めて知るきっかけになりました。週明けの診療室から具現化できるようにしたいです。

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今回のセミナーでは、20年の現場経験を元に、ルールを作るHow toだけでなく、歯科医院で円滑な人間関係を築く秘訣なども学ぶことができました。

「ルールがないから指摘できない…」「あの人には何を言っても伝わらない…」といったお悩みを抱えるみなさんは、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか♪