修了証付き!お砂糖博士®︎が教える、患者さんに伝えたい“砂糖”のはなし。ライブセミナーが開催

むし歯の原因である“砂糖”。

歯科医院で働くみなさんにとって、砂糖は“敵”そのものだったりしますよね。

実は砂糖は2,400年前に誕生してしばらくの間、薬で使用されていたこともあるのです。とはいっても、過剰摂取は危険。

砂糖は、わたしたちの扱い方次第で薬にも毒にもなるのです。

今回のセミナーは、新見歯科オーラルケア院長であり、“お砂糖博士®︎”として活動する新見寿英先生による「砂糖の社会学」について。

臨床の引き出しのひとつとして、砂糖の世界情勢砂糖の世界史などの広い視野から、砂糖とは何か?について学んでみましょう。

また、こちらのセミナーは2021年7月11日(日)23:59まで録画視聴が可能。気になった方はぜひこの機会にご覧ください!

お砂糖博士
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なぜ“お砂糖博士®︎”という活動をはじめたのか?

本セミナーは、お砂糖博士®︎こと新見先生の自己紹介とともに大学時代のお話からはじまります。

大学院時代、歯に関するさまざまな研究を行っていた新見先生。歯科医師としてむし歯の原因“砂糖”について研究をしていく中で、砂糖の面白さを実感したといいます。

そして同時に、砂糖をとり過ぎることのリスクを知り、砂糖との正しい付き合い方をもっとたくさんの人に知ってほしいと思うようになり、はじめたのが「お砂糖講座」。

セミナーでは、この理由についてのショートムービーが紹介されました。

お砂糖博士®︎の自己紹介
お砂糖博士®︎の自己紹介アニメーション

お砂糖博士®︎が伝えたいことは、砂糖と健康の深い関係。

一度砂糖との正しい付き合い方を知りさえすれば、だれでも健康を守れるようになり、わたしたちの生活をより豊かなものにかえてくれること。

一人でも多くの人の健康を守りたい、だれもがむし歯に悩まない世界を作りたいという想いで、お砂糖博士®︎は挑戦をつづけているそうです。

社会学から考える、砂糖との付き合い方

お砂糖講座

お砂糖講座は“社会学”だという新見先生。

健康だけではなく、人間の社会的行為と関連付け、社会生活・社会組織・社会問題などから砂糖を眺めていくことで、さまざまなことがわかるということ。

現在では、ほとんどの食品に砂糖が入っており、砂糖との共存が必要な時代になっているといいます。

世界と日本のお砂糖事情

つづいて新見先生は、世界と日本のお砂糖事情について解説。

砂糖税とは、砂糖を多く含む清涼飲料水に20%以上の課税をするというもの

2014年に導入されたメキシコでは、ジュースの年間消費量が前年より6%減少したといいます。

多くの人の健康を守り、医療費削減にもなるという取り組みですが、この制度はまだ日本には導入されていません。

また、世界では1日の砂糖摂取基準が25gと決められていますが、日本では砂糖の許容量の記載はないといいます。

しかし厚労省の見解として、『砂糖はタバコ、アルコールとならぶ健康リスク』と記載があり、新見先生は、ここに砂糖が並んでいることが重要だといいます。

税金をなぜ上げるのか、その効果についてもタバコの例をあげて解説がありました。

中でも、もっとも砂糖含有量が多く対策すべきものは、清涼飲料水だという新見先生。なんと日本の清涼飲料水の生産量は2,200万kLを超えています。

日頃から意識づけてもらうために、新見先生が実際に診療所で行っているアイデアの数々は、とても有効的で見逃せない内容でした。

新見歯科オーラルケア
飲料水の砂糖量を可視化して、診療室に飾っている

明日から使える!お砂糖の豆知識

昔から私たち日本人は、お米などに含まれる“糖質”は摂取していましたが、砂糖のような”糖類”は摂取していませんでした。

新見先生によると、砂糖は、特殊な炭水化物であるということ。

糖の分類のおさらいから、砂糖がいかに炭水化物よりむし歯になりやすいのかという糖質吸収のメカニズムについての解説もありました。

糖質吸収のメカニズム
砂糖とデンプンの糖質吸収の比較

また、なぜわたしたちが砂糖を食べるようになったのか。これは歴史を振り返らなければわからないこと。

この章では、世界の砂糖の歴史、砂糖が日本にいつ、どのように伝わってきたのか、砂糖が普及し、世界がどう変化してきたのかについても解説があり、とても興味深いものでした。

砂糖が江戸時代の後期まで“薬”として使用されていたことや、元砂糖消費大国であるイギリスの砂糖消費量とむし歯の関係など、お砂糖の歴史から歯科との強い繋がりを感じる章でした。

世界の砂糖の歴史
むし歯の嵐に見舞われる砂糖大国ヨーロッパ

WHITE CROSS特別編!砂糖摂取量を減らす“食生活”を考える

今回は、WHITE CROSS Live特別編として、Free sugar摂取量の減らし方についても解説。

日本人は、2011年以降お米よりパンを摂取するようになり、農林水産省の調査によると現在は1日に1合も食べない人がほとんどとのことです。

それに加え、昔からパンが主食の国では、砂糖を使っていないパンが売られているのに対し、日本のパンはふんだんに砂糖を使用しており、パンというよりケーキを主食にしているような状況です。

日本のパン
砂糖の配合料が多い日本のパン

そんな現代の食生活において、今日からできる“脱お砂糖生活”として、新見先生の歯科医院で行われている取り組みについても解説。明日から使える具体的なアドバイスも紹介されました。

他にも、「すこし壮大なお話にもなりますが…」と、糖分の摂取方法をかえることが日本のためにつながり、大きな社会貢献を生み出せるというお話はとても興味深いものでした。

冒頭でもお話した、

毒や薬は、生まれながらに毒や薬ではなく、

あくまでも人間によって毒にも薬にもなるのである。

という言葉。

先生がセミナーのまとめに使われた著書『毒と薬の世界史』の印象的なコメントです。

お砂糖講座を学ぶことで、よりこの言葉が響くものになると思います。

お砂糖博士®︎の質疑応答コーナー

今回のセミナーは生放送のため、リアルタイムで講師に質問を送ることが可能。講義後半の質疑応答コーナーでは、たくさんの質問が寄せられました。

ラカントS

特に多かった質問は、みなさんも一度は目にしたことがあるであろう、“ラカントS”や“シュガーレス”について。

こうした砂糖代用品についてのご質問や、炭酸飲料、果糖、野菜ジュースの摂取など、だれもが気になる話題が多く寄せられました。

一つひとつの丁寧な解説で、普段の食生活についてはもちろん、保健指導にも役立つ情報をたくさんお答えいただきました。

最後に

今回のお砂糖講義では、たくさんの資料や、例が用意されており、実際に明日からの指導に使えそうな内容が多くありました。

日々臨床現場で働くみなさんにとってとても参考になるセミナーだと思います。

そして、セミナー受講後は希望者に限りお砂糖博士®︎より修了証が贈られます。

ぜひゲットして、院内に掲示してみてくださいね!

表彰状
配信視聴後、新見先生に連絡すると修了証がもらえる