歯科衛生士に追い風! 歯科検診・口腔ケアの大切さを国が認める

近年の研究から、例えば歯がグラグラする病気である歯周病は、糖尿病・認知症・癌など様々な大きな病気とつながっていることが分かりはじめています。

また、歯を失うことが老化のはじまりのサインであることや、口の不健康だと全身の虚弱が進んでしまうことなども分かりはじめています。

口の不健康だと全身の虚弱が進んでしまう

2017年6月に、政府は「経済財政運営と改革の基本方針2017」という発表をしました。

これは日本の国としての方針といえるものですが、そこにおいて歯科医療、そして歯科衛生士の背中を押す、とても大切な一文が盛り込まれました。

口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む。

これは国が社会保障の枠組みの中において、口腔と全身との関係性を認め、歯科検診・口腔ケアの充実を推進するとはっきり意思表明したということですそして、歯科検診・口腔ケアを担うのはまさに歯科衛生士です。

日本社会において、国が歯科医療の大切さを認め、そして歯科衛生士の仕事の社会的価値はますます高まっています。

出典:経済財政運営と改革の基本方針2017~人材への投資を通じた生産性向上~(平成29年6月9日閣議決定)