わたしのDHスタイル #03 児玉真知さん『小児歯科衛生士という天職』

歯科衛生士は社会的価値の高い大切な職業であり、この社会になくてはならない存在です。

dStyleでは、今まさに臨床の現場ではたらいている方々にスポットライトを当て、等身大の歯科衛生士ライフを語っていただきました。

このインタビューが、歯科業界で輝くきっかけになれば嬉しいです。

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今回は、歯科衛生士歴10年目の児玉真知さんにインタビュー。

新卒から4年間、小児矯正専門歯科にて勤務し、その後上京。現在は東京都港区の小児専門歯科である、白金こどものはいしゃさんに勤務しています。

小児歯科ではたらこうと思ったきっかけ

もともと子どもが好きで、小学校の先生になろうか歯科衛生士になろうか迷っていましたが、資格を持ちたかったこと、医療職に抵抗がなかったことから、歯科衛生士の資格を取得しました。

その時から、子どもたちの歯をきれいにしたいという気持ちが強かったんです。

白金こどものはいしゃさん 児玉真知さん
白金こどものはいしゃさん 児玉真知さん

仕事をする上でこだわっていること

自分自身も楽しみながらはたらくこと

自分がいやいや仕事をしていると、それが周りの人に伝わってしまう。楽しくないと続かないじゃないですか。

仕事だけど、仕事と思わないようにやっています。今日もあの子に会えるのが楽しみだな、と思いながら出社したり。

はたらく中で、うれしかった出来事

「先生に診てもらってからおうちで歯みがきするのが好きになって、自分からやって〜というようになりました。ありがとうございます。」と、お母さんに感謝されたことです。

また、大好きな子どもたちが、毎回はいしゃさんにくることを楽しみにしてくれていることがとても嬉しいです。

はたらく中で、うれしかった出来事

小児歯科の良いところ

子どもが患者さんなので、天然歯を扱うことが多いことです。

大人と比べてにおいも違いますし、むし歯があったとしてもそこまで重症の子が少ないんです。

たまに口腔崩壊の状態で来院される子もいますが、基本はきれいな歯の子が多いため、予防処置もやりがいがあります。

児玉さんの一番お気に入りの場所。1年間むし歯がない子どもには、ここで写真を撮ってあげます。
1年間むし歯がない子どもの記念撮影ブースは、一番お気に入りの場所

はたらく上で工夫していること

子どもに好かれることも大切ですが、親御さんにきちんと説明して、理解していただくこともとても重要な仕事です。

小児歯科では、患者さん(子ども)とのやりとりに加えて、その保護者である親御さんとやりとりをすることがほとんどです。

そのため、相手によって伝え方を変えて、きちんと納得していただいてから治療にあたるようにしています。

オススメの口腔ケアグッズ

オーラルケアのプラウトです。

ワンタフトブラシは、矯正をしているときに使うイメージが強いかと思います。しかし、あらゆる年齢の方に使えること、入り組んでいる歯をきちんと磨けることから、小児歯科でもよく使用します。

まだ歯が生え始めの子には、普通の歯ブラシだと毛先が当たりすぎてしまうため、このプラウトで拭うように磨いてくださいと案内しているんです。

私の勤務する医院では、萌出途中の6歳臼歯がある子には必ず買ってもらっています。

しっかりプラークを落とせるので、おすすめしています。

オーラルケアのプラウト
オーラルケアのプラウト

プライベートの過ごし方

お買い物をしている時間が一番のしあわせです。また、今年の春から運動をはじめました。

それから旅行も好きです。先日北海道旅行の途中に被災してしまったので、もう一度リベンジしたいです。

プライベートの過ごし方

*今回インタビューにご協力いただいた白金こどものはいしゃさんをもっと知りたい方はこちら