わたしのDHスタイル #07 河野佳苗さん『歯科医院のコンサルティングを行う歯科衛生士として』

歯科衛生士は社会的価値の高い大切な職業であり、この社会になくてはならない存在です。

dStyleでは、今まさに臨床の現場ではたらいている方々にスポットライトを当て、等身大の歯科衛生士ライフを語っていただきました。

このインタビューが、歯科業界で輝くきっかけになれば嬉しいです。

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今回は、歯科衛生士歴14年の河野佳苗さんにインタビュー。

河野さんは歯科衛生士免許取得後に渡米し、約2年、現地の歯科医院でアシスタントとして従事。

帰国後は、米国歯周病学会(AAP)に所属している高井康博先生の元で臨床経験を積まれました。

現在は、株式会社デンタルタイアップに勤め、歯科医院でのコンサルティング業務やセミナー運営、本の執筆活動をしています。

株式会社デンタルタイアップのメンバーと河野さん(右から4人目)
株式会社デンタルタイアップのメンバーと河野さん(右から4人目)

株式会社デンタルタイアップで働こうと思ったきっかけ

私は、歯科衛生士の免許取得後にアメリカの大学に留学し、歯科医院でも、主に歯科衛生士のアシスタントとして約2年従事しました。

そこでは、英語がままならない私でも診療に困らないように、語句の特訓をしてもらったり、口腔外科や歯周内科などの専門医院を斡旋してもらったりと、多くの素晴らしい学びの機会をたくさん与えていただきました。

アメリカの歯科衛生士さんたちと一緒に
アメリカの歯科衛生士さんたちと一緒に

また、休日には地域のチャーチ活動や、ときには家族旅行までご一緒したりと、家族のように温かく接していただき、みなさんの優しさに触れることができました。

その後帰国し、日本の歯科医院で働いている中で、アメリカの歯科衛生士との差を埋めるために自己研鑽をしていきたいと考えるようになりました。

アメリカでは勤務環境において、歯科衛生士に自己裁量権がありました。患者のアポ取りを行い、出勤日数や勤務時間を決定するなど、責任が重い分、自由度も高く感じました。とくに知識や技術、態度を磨き続けるといった彼女たちの姿勢は尊敬できるものでした。

そういった経験から、日本でも歯科医院のスタッフがいきいき働くための“職場環境の整備”に興味をもち、現職に就きました。

働く中で、うれしかった出来事

クライアントである院長先生やスタッフの方々の表情が、日増しに明るくなることです。

私たちとの協働作業の中から、クライアントが前向きな姿勢で、チーム一丸となって経営を考えた行動がとれるようになったときや、苦楽を共にした日々を思い出しながら喜びを共有するときが、仕事をしている中での嬉しい体験です。

また、セミナー運営については、企画の立案から運営までのすべてを、多くの方々と関わりあいながら自分たちで進めます。
そのため、セミナーが無事に終わったときの「一仕事感」に、いつも幸せを感じます。

セミナーで活躍する河野さん
セミナーで活躍する河野さん

仕事をする上でこだわっていること

弊社の理念である“関わる全ての方々と共に生きる喜びを創造する”を目指し、クライアントと切磋琢磨することです。

歯科医院のスタッフみなさんが幸せに働ける環境を整備し、「出会えてよかった」と心から思っていただけるよう、人と人との関わりを大切にしています。

また、より良いパフォーマンスを発揮するためには、家庭での生活も大切だと考えています。
現在はワークライフバランスを改善させ、well-beingな生き方を追求することが最大のこだわりです。

well-beingとは…
心身ともに、さらに社会的にも健康な状態を指し、満足した生活を送れる状態にあること

現在のように意欲的に働きたい、学びたいと思ったきっかけは?

これまで働いてきた中で、さまざまな人との関わりから、幸せに生きるためには学びが必要であることを知りました。

歯科衛生士や、経営者、母親としても大先輩である、弊社代表の小原の影響も大きいと感じます。

自分の目標を達成できるという「自己効力感」を感じられる環境であること。
また、幼いときから人と違うことをして幸せになりたいという気持ちがあったこと。

それらが今の私のモチベーションとなっています。

今までの人生の中で、やっておいてよかったと思うこと

アメリカへの留学、現地の歯科医院での勤務は、国際色豊かな人脈が広がり、良い経験となりました。

また、社会人をしながら大学や大学院を卒業したことによって、時間の活用がうまくできるようになりました。
強制的に勉強しなければいけない環境下に身を置くことで、勉強がはかどります。

特に家庭を持つことと子育ての経験は、人を知り、仕事をする上で役立っています。

オススメのグッズ

音波歯ブラシのプリニアMIペーストです。

プリニアは、短時間で歯面のツルツル感が実感できます。フロスを通しても食物残渣が少なく、歯間部まで清掃が行き届いていることが実感できるので愛用しています。

また、出張などで数日プリニアを使用できないとフロスがゆるくなり、使用を再開するとタイトになるので、歯茎の引き締まりを感じられます。

MIペーストも、継続して使用することで知覚過敏やホワイトスポットが改善されるので手放せません。音波歯ブラシと併用することで、さらにツルツル感が増して快感です!

期間限定でいろんなフレーバーを楽しめるところも気に入っています。

株式会社ジーシー プリニアとMIペースト
株式会社ジーシー プリニアとMIペースト

現在取り組んでいること

2016年に、産業能率大学の情報マネジメント学部を卒業し、経営学学位を取得しました。
そしてこの3月には、MBA(経営学修士)を取得しました。

経営学学位取得時の様子
経営学学位取得時の様子

現在は、医科歯科連携や口腔機能管理プログラムに興味があります。

そのため、今後はそれに関連した認定取得を視野にいれて活動することで、人々の「いきる力の根底を支える」お手伝いのブラッシュアップがしたいと思っています。

今日までたくさんの方々に支えられ、困った時には必ず手をさしのべてくださる方とご縁があり、導かれての今があり、だからこそ見えた未来があります。

このご恩を、今の仕事やさまざまな形でつむいでいくことが私のミッションだと思っています。

現在は絶賛子育て中ですが、今を楽しんで精一杯いきることで、いつか誰かのロールモデルになる事ができればと思っています。

これからも、関わるすべての方々と共に生きる喜びを創造していきたいと思います。

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dStyleでは、“歯科で働く希望と可能性をあなたに”をコンセプトに、さまざまなフィールドで活躍する歯科衛生士の方々へインタビューを行っています。

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