歯科求人票の「わからない」を解決! 第5回 どのくらいの仕事量かを想像しよう

仕事を探している歯科業界のみなさんにとって、「求人票」って情報収集のためにとても大切ですよね。

一方で、中身のくわしいことはよくわからなくて困っているという声をしばしば伺います。
dStyleではそんなみなさんの声にお答えし、求人票を徹底解説!

それぞれの項目を正しく知ることで、本当に自分に合った職場選びにつなげていきましょう。

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第5回は、申込者情報(その4)です。

「どのくらいの仕事量か」を確認することで、“何がわかるのか?”を理解していきましょう。今回解説するのは、こちらの部分です。

歯科求人票の「わからない」を解決!

注目するポイント
機器設備(ユニット数)や患者数

歯科医院にある設備や患者数を確認すると、1日の大まかな流れや、業務量などが読み取れるようになりますよ。

ユニット数から予測できること

日本歯科イノベーション協会によると、実は全国の中で、ユニット数3台の歯科医院が一番多いんです。

ユニット数が5〜6台を超えてくると、医院の規模が大きくなってきます。

そのため、複数の歯科衛生士が在籍している、教育体制や分業制などの仕組みを取り入れている、などといったことが考えられます。業務効率化のためにインカムやITツールを使っていることもありますよ。

あわせて、歯科衛生士専用のユニットがあるかどうかも確認できると良いですね。

たとえばユニット数6台、歯科医師1名、歯科衛生士5名と記載されている歯科医院の場合。

一般的には歯科医師1名でユニット1〜2台使うことが多いので、歯科衛生士専用のユニットがある可能性がでてきます。そうでない場合でも、歯科衛生士のアポイント枠が何枠かあるかもしれないという予測もできます。

患者数から予測できること

歯科医院のスタンスにもよりますが、一般的には患者さん1人あたりの診療時間は30〜60分です。

例えばユニット3台、患者数が30名と記載されている歯科医院の場合、1日1ユニットあたり平均10名の患者対応をしていることになります。

開院時間が9:00〜19:00(休憩2時間)の場合、診療時間は8時間=480分ですから、480÷10=48で、患者さん1人あたり45〜50分くらいの時間を使っていることになる、という計算です。

さらに、前回お伝えしたスタッフ数割合の考えも加えることで、大まかな1日の流れが予想できます。
(参照:歯科求人票の「わからない」を解決! 第4回 どのくらいの人数でやっているかを確認してわかること

もちろん保険診療や自費診療、時期的な要素、先生のスタンスなどによって忙しさや日々の仕事内容は異なります。また、歯科医院にあるユニットすべてを毎日稼働させていない場合も考えられます。

歯科医院に面接や見学に行く際に、直接確認するポイントとしてあげておいてもいいかもしれません。業務量においての入職後のギャップを減らしていくことができますよ!

このような形で、読み解いていただければと思います!

いかがでしたか?

歯科で仕事を探すみなさんが少しでも自分にマッチした職場を選べる、その一助になれば嬉しいです。

もし個別に質問がある方は、dStyleエージェントまでお気軽にお問い合わせください!

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おしえて!dStyle 歯科求人票の「わからない」を解決!

第1回 求人票をおさらい!5つに分割してみよう
第2回 誰がやっているかを確認してわかること
第3回 どこでやっているかを確認してわかること
第4回 どのくらいの人数でやっているかを確認してわかること
第5回 どのくらいの仕事量かを想像しよう
第6回 試用期間ってなんだろう?
第7回 お給料徹底解説!① 額面と手取りって?
第8回 お給料徹底解説!② 手当、手当、手当
第9回 勤務時間・休日徹底解説!
第10回 社会保険、徹底解説!
第11回 歯科だけの保険「歯科医師国保」ってなんだ!?
第12回 研修やセミナーも福利厚生なんです
第13回 福利厚生についてのこぼれ話
第14回 意外に大切!キャリアに直結する診療科目
第15回 業務内容「歯科衛生士業務」を紐解きます
第16回 求人票でわからないこと、でも知りたいこと
第17回 さいごに〜選考の進み方を確認しよう〜

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