歯科助手の面接で自己PRはどう伝えるべき?求められる人柄と例文もご紹介!

「歯科助手の面接を受けることになったけど、自己PRってどのように伝えたら良いのだろう……」

と悩まれている方はいませんか?

張りつめた雰囲気がただよう面接で、自己PRをちゃんと伝えるためにも、入念な準備をしてのぞみたいですよね。

この記事では、歯科助手の面接を受けるときの、自己PRの伝え方を解説していきます。

さらに、実際の面接で使える自己PRの例文や、歯科医院で採用されやすい人材がどのような人なのかもご紹介しますね。

記事後半では、面接で好印象を与えるためにできることも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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[目次]

1.歯科助手の面接を受けるときに自己PRで伝えたいこと
2.歯科助手の面接で使える自己PR例文
3. 歯科助手に採用されやすい人材とは?
4. 面接で好印象を与えるために
5. まとめ

1.歯科助手の面接を受けるときに自己PRで伝えたいこと

自己PRを伝える際、特に悩むのが「長所」についてのPRではないでしょうか?

ポイントは、歯科助手の仕事内容と関係する内容を伝えること。

ぜひ、参考にしてください。

人の気持ちを察する力

歯科医院の面接を受ける際の自己PRでは、人の気持ちを察する力があることを伝えると良いでしょう。

なぜなら、歯科医院の患者さんは、少なからず不安な気持ちを抱えて来院するためです。

歯科助手が請け負う仕事のなかでも、患者さんに寄り添うのはとても大切な仕事。

面接の自己PRで、人の気持ちを察する力に長けていることをアピールすれば、「この人は患者さんの気持ちを察してくれるかもしれない」「不安に思っている患者さんを励ましてくれるかもしれない」と思ってもらえます。

コミュニケーション能力の高さ

つづいては、コミュニケーション能力の高さを伝えると良いです。

歯科助手が請け負う仕事は、歯科医師や歯科衛生士のアシスタント業務以外にも、受付や会計、予約管理などの窓口業務が含まれている場合が多いもの。

患者さんが来院したとき、いちばん最初に会うのが歯科助手です。

歯科助手は、歯科医院の顔と言ってもいいでしょう。

笑顔で患者さんを迎えられて気遣いができる歯科助手は、患者さんにとって印象が良く、重宝されます。

さらに、コミュニケーション能力の高さは、患者さんとの関わり以外でも活かせるポイント。

具体的には、歯科医院で働くスタッフ間のコミュニケーションです。

歯科医院で働いているスタッフは女性が多く、コミュニケーション能力が高くないと人付き合いが難しいもの。

スタッフ間の空気は歯科医院の雰囲気にもつながるため、患者さんに与えるイメージにも直接関わってきます。

スタッフと上手にコミュニケーションをとって、歯科医院の雰囲気をほがらかに保てそうなスタッフは「一緒に働きたい!」と思ってもらえますよ。

コミュニケーション能力の高さは、ぜひ自己PRで伝えましょう。

向上心の高さ

歯科医院の面接を受ける際の自己PRでは、向上心の高さを伝えましょう。

なぜなら、歯科助手は常に勉強をする必要がある仕事だからです。

特に未経験の場合、はじめは歯科の専門用語や道具の名前から覚えなければなりません。

採用する側も最初が大変なことはわかっており、早期退職を心配しているので、向上心の高さが伝わると安心感を与えられます。

もちろん、向上心の高さを自己PRで伝えるのは経験者にもおすすめです。

歯科医療は日進月歩。新しい治療法が開発され、常に変化しています。

自分の知識に満足することなく、向上心を持って仕事に取り組もうとする姿勢をアピールすると、採用したいと思ってもらえますよ。

保有資格

歯科助手に関する保有資格があれば、ぜひ面接でアピールしてください。

歯科助手に国家資格はありませんが、資格を持っていることで基礎知識があることを証明できます。

たとえば、日本歯科医師会の『日本歯科医師会認定歯科助手資格制度』を利用すると、講習会の受講と歯科医院での臨床実習をおこなうことで、歯科助手の資格を取得できます。
(参照:日本歯科医師会認定歯科助手ってどんな資格?

他にも、歯科助手業務に役立つ取得できる資格はたくさんあります。

歯科助手に関する保有資格をアピールできると「教育にかける時間を短縮できる」と思ってもらえますよ。

歯科衛生士・歯科助手向けの資格一覧へ

また、歯科に関する資格以外にも、実際の仕事で使えそうな資格を持っていれば、しっかりアピールしましょう。

自己PRで使える資格を、いくつか紹介します。

  • 医療事務
  • ExcelやWordなどのパソコン関係
  • 保育士資格
  • 秘書検定
  • 英検やTOEIC

医療事務の基礎知識やパソコン関係の知識があると、歯科助手が請け負う事務業務へのアピールができます。

院長の秘書業務を兼任したり、患者さんと対峙したりすることも多いため、秘書検定も有効です。

また、来院する患者さんに合わせて対応できる、保育士資格や英語関係の資格も十分なアピールポイントになりますよ。

経験

歯科助手として働いた経験がある場合は、実務経験があることを伝えましょう。

経験がある歯科助手は即戦力になるため、自己PRでぜひ伝えるべき。

伝える際は、今までどのような仕事をしていたのか、何を大切にして働いていたのかを含めてアピールすると良いです。

また、自己PRで経験を伝えられるのは経験者だけだと思われがちですが、未経験でも可能です。

歯科助手としての経験がない場合は、採用後の仕事につながりそうな、今までの経験をアピールします。

たとえば、今までコールセンターや接客業などをしていた人は「お客様と関わった経験があるので、患者さんに寄り添うことができる」や、事務で働いていた人は「ミスなく手早く処理することを意識していたので、レセプト(診療報酬の明細書)業務に活かせる」など。

今までの経験を洗い出して、自己PRとして伝えられるものがあるか探してみましょう。

1.歯科助手の面接を受けるときに自己PRで伝えたいこと

2.歯科助手の面接で使える自己PR例文

ここからは、実際に歯科助手の面接で使える、自己PRの例文を紹介します。

未経験者が受ける場合と、経験者が受ける場合の2パターンに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

未経験者の場合

未経験者が歯科助手の面接を受ける場合は、歯科助手になりたい理由や、今までの経験をどのように仕事に活かしていけるのかを伝えるのがポイントです。

例文1

私が貴院の歯科助手を志望させていただいた理由は、不安を抱えて来院される患者さんの心を少しでも楽にしたいと思ったからです。
私自身、小さい頃は歯医者さんが苦手でしたが、当時出会った優しい歯科助手さんのおかげで、克服することができました。
私も、不安な気持ちを抱えて来院される患者さんの力になりたいと思っています。

例文2

私は飲食店のホールスタッフとして3年ほど勤務していました。在職中は、お客様を気持ちよく迎え、お帰りいただくために、丁寧な対応や相手の気持ちをお察しすること意識して働いておりました。
貴院では、前職で学んだ接客技術や気遣いを活かし、患者さんの心に寄り添った対応ができる歯科助手になりたいと考えています。

経験者の場合

歯科助手経験者の場合は、自分が持つ知識やスキル、今までの歯科医院で担当していた仕事内容をアピールすると良いです。

また、今までの経験を活かして、貢献していきたい気持ちを伝えましょう。

例文1

私は以前、〇〇歯科医院に歯科助手として勤務しており、受付・会計などの窓口業務をはじめ、レセプトやカルテの管理を担当していました。
器具の準備や滅菌、消毒以外にも、アシスタント業務をこなし、的確でミスのない仕事ぶりに評価をいただいていたので、貴医院でも丁寧で確実な仕事をしていきたいと思っています。

例文2

以前に勤務していた歯科医院では、窓口業務からアシスタント業務まで幅広く担当していました。
特にアシスタント業務を行う際は、勉強を欠かさずに知識を増やし続け、治療のサポートだけでなく、患者さんの質問にもわかりやすく丁寧に答えることを心がけておりました。
貴医院では、今までの経験を活かし、スムーズなアシスタント業務と、患者さんが安心して通えるような歯科医院作りに注力して働きたいと思っています。

3.歯科助手に採用されやすい人材とは?

ここからは、歯科助手として採用されやすい人材がどのような人なのかを解説していきます。

社会人としてのマナーがある人

歯科助手の面接では、特に礼儀を重んじられ、社会人として最低限のマナーを心得ている人が採用されやすいです。

専門的な仕事をするイメージが強い歯科助手ですが、診療業務以上に患者さんと接する機会が多いため、患者さんに失礼のない応対ができるかという部分が重視されます。

気持ちの良い挨拶やていねいな言葉遣いなど、社会人として最低限のマナーは守れるようにしておきましょう。

体力がある人

歯科助手として採用されやすいのは、体力がある人です。

歯科助手の仕事は、意外にも体力を使うもの。

働いている時間は立ちっぱなしで、忙しい歯科医院だと、院内を行ったりきたりしなくてはいけません。

さらに、歯科治療に使用する材料や機器の中には、重いものもあります。

石膏や印象材などの重い材料を運ぶことがあるため、体力がある人は重宝されるでしょう。

そして、歯科医院では一人に対する仕事量が多いです。

勤務形態や歯科医院の規模によっても異なりますが、仕事を休みがちにならないような、体力がある人が求められます。

時間の融通がきく人

歯科助手は、時間の融通が利く人が採用されやすい傾向にあります。

なぜなら、歯科助手の仕事は勤務時間が長くなりがちだからです。

あなたの家の近くにある歯科医院を思い出してみて下さい。

朝早くから夜遅くまで診療を行っていますよね。

診療時間の最後に来院した患者さんの治療が長くなると、片付けが後にずれ込んでいくため、帰る時間が遅くなります。

かならずしも時間に融通をきかせられるべきではありませんが、長時間の拘束時間に理解があり、残業にも柔軟に対応できる人は、歯科医院に採用されやすいです。

4.面接で好印象を与えるために

ここからは、歯科助手の面接で好印象を与えるために、どのようなことに注意したら良いかを解説していきます。

ぜひ、面接前に読んで、参考にしてくださいね。

事前に歯科医院を調べておく

歯科助手の面接を受けるときは、受ける歯科医院について事前に詳しく調べておきましょう。

歯科医院とひとくくりにしても、扱っている分野はさまざま。

小児歯科を専門としているのか、矯正歯科を専門としているのかなど、医院によって特色が異なります。

事前に歯科医院について調べておくことで、予期していない質問に対し、適切に答えることが可能です。

また、面接のときは、面接官が歯科医院の紹介をしてくれることもあるので、事前に調べておくと逆質問もできますよ。

しっかりと自分の医院について調べたうえで、面接にのぞんでいることがわかると、面接官に対しての印象もよくなります。

ホームページがある場合は、診療方針だけでなく、院長先生や働くスタッフについてや患者さんへの寄り添い方など、何を大切にしているのかも調べておくと良いですね。

清潔感のある服装

歯科助手の面接を受けるときは、清潔感を意識しましょう。

歯科医療の現場に立つスタッフを選ぶ面接なので、通常の面接よりも清潔感があるかどうかは厳しくチェックされます。

特に忘れてしまいがちなのは爪の長さ

歯科助手は衛生的に手先を使う仕事なので、面接前はかならずチェックしてくださいね。

dStyleでは、こちらの記事でも面接前の確認事項をまとめていますので、あわせてご覧ください!

歯科の面接完全マニュアル【2020年保存版】 面接前のチェックリストはこちら
面接前のチェックリストはこちら

明るい表情

歯科助手の面接を受けるときは、明るい表情を心がけてください。

面接時だけではなく、歯科医院に入ってから出るときまでずっと意識するようにしましょう。

当たり前のように感じるかもしれませんが、意外とできていない人が多いです。

面接を受けに歯科医院に行くと、大抵は待合室で少し待つことになります。この、待っている時間もポイントなのです。

待っている間に、他のスタッフが出てきたら、かならず笑顔で挨拶をします。

歯科助手の面接は、面接官だけが採用を決めるのではなく、医院内ですれ違うスタッフにもチェックされていると思ってくださいね。

4.面接で好印象を与えるために

5.まとめ

今回は、歯科助手の面接を受けた際の、自己PRの伝え方について解説しました。

自己PRでは、歯科助手の仕事につながるような内容を伝えると良いです。

多くの歯科医院では、かならずしも経験者を求めているわけではないので、未経験でも安心してアピールしてくださいね。

体力がある人や時間に融通がきく人は歯科医院で採用されやすいので、自己PRで伝えるのがおすすめです。

面接で好印象を与えるためにも、事前のリサーチは欠かさないようにしましょう。

当日は、清潔感のある服装で、明るい表情でいることを意識してくださいね。

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