歯科求人票の「わからない」を解決！　第１５回「歯科衛生士業務」を紐解きます

仕事を探している歯科業界のみなさんにとって、「求人票」って情報収集のためにとても大切ですよね。

一方で、大切であるものの、中身の詳しいことはよくわからなくて困っているという声をよく伺います。
dStyleではそんなみなさんの声にお答えし、求人票を徹底解説！

それぞれの項目を正しく知ることで、本当に自分に合った職場選びにつなげていきましょう。

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第15回は、業務内容です。

今回は、求人票にある「歯科衛生士業務」についてです。解説するのは、こちらの部分です。

歯科求人票の「わからない」を解決！

歯科衛生士向けの求人票ですから、仕事内容に「歯科衛生士業務」と書かれているのは不思議なことではないと思います。

では、歯科衛生士業務とは、具体的には何の業務のことを指すのでしょうか。またどこまでやるものなのでしょうか。

実際に勤務してみて、「思っていた仕事内容と違った」「こんなこともやらないといけないのか」とならないよう、しっかり考えていきましょう！

どんな業務が「歯科衛生士業務」？

歯科衛生士の三大業務といえば、みなさまご存じの「歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導」ですよね。ではそれぞれ、具体的にはどんな仕事内容になるのでしょうか。

歯肉縁上の歯石除去
フッ化物などの薬物塗布
シーラント（小窩裂溝填塞）
PMTC（機械的歯面清掃）など

患者説明
概形印象
塹間被覆冠（TeC）の調整や作製
スケーリング・ルートプレーニング（歯肉縁上および縁下の歯石除去）
ホワイトニング
チェアサイドで行う介助（バキューム操作、器具の受け渡し、セメントや印象材の練和など）
器具の消毒・滅菌
外科処置時のアシスタントなど

ブラッシング指導（TBI）
食生活指導
生活習慣指導
口腔機能訓練など

このあたりが基本的な歯科衛生士業務といえますよね。

歯科衛生士業務については、歯科衛生士が主体的にできる内容ですので、先生の理解があるか、すでに実施している内容かなどを確認すると良いでしょう。

上記の三大業務以外にも、医院や院長先生の方針や人員構成によって、他の業務が入ってくることがあります。
具体的には、

歯科医院によって、完全に分業化されている場合もありますし、歯科衛生士が歯科助手業務を行うこともあります。
また、受付業務と歯科助手業務が混在している場合もあります。
（参照：「歯科助手ってどんな仕事？」「歯科助手と受付の仕事内容の違いは？」）

ここに関しては、正直かなり歯科医院の規模や方針によるところがあり、ひとくくりにはできない状態です。

緊張していると質問し忘れるかもしれませんが、あとで「こんなはずじゃなかった！」とならないためにも、しっかりと確認するようにしてくださいね。

歯科衛生士業務と記載されていれば、上記に示した仕事内容の中でどれができるのか。
どの業務の割合が多いのか。（例：メインテナンスとアシスタント業務がほぼ同じ割合、もしくはメインテナンス業務のみなど）を確認しましょう。

その他の業務に関しては、助手さんや受付さんなどが何名いるかによっても変わってきます。
第4回の『おしえて！dStyle』でも確認してみてください。
（参照：歯科求人票の「わからない」を解決！　第４回　どのくらいの人数でやっているかを確認してわかること）

自分が行いたい業務や、スキルアップさせたい業務はなにかが明確になっていれば、ここの判断は簡単かもしれません。

しかし、転職したいみなさんにとっては、そこを明確にさせることが、いちばんむずかしいことなのではないでしょうか。

いろいろな求人票を見て、自分がなりたい歯科衛生士像を想像してみてください！

「歯科衛生士業務」を紐解きます

いかがでしたか？

歯科で仕事を探すみなさんが少しでもマッチした職場を選べる、その一助になれば嬉しいです。

もし個別に質問がある方は、dStyleエージェントまでお気軽にお問い合わせください！

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